| アレス・モデナ・パンサーは「EVO」へと進化することでより完成度を高めたようだ |
主にリア周り、インテリアにおいて独自性が高まる
さて、元フェラーリ副社長/ロータス社長であるダニ・バハー氏が立ち上げたコーチビルダー、「アレス・モデナ(元アレスデザイン)」。
その顧客は超富裕層に限られ、限定生産あるいはワンオフにて様々なカスタムカーを作成していますが、近年最も話題となったのが「パンサー」。
これはかの「デ・トマソ・パンテーラ」を現代に蘇らせるというプロジェクトですが、「デ・トマソ」の商標は別の会社(香港のITV)が取得種ているので”パンテーラ”の名称もろとも使用できず、よってパンテーラの英語版である「パンサー」という名をもってこれを展開しています。
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アレス・モデナ・パンサーは第2世代へ
そして今回発表されたのがその「パンサー」第2世代の「パンサーEVO」。
新型が登場したということは「初代パンサー(プロジェット・ウーノ)」の人気がそれなりに高かったということになりそうですが、初代はランボルギーニ・ウラカンをベースにしており、よってこのパンサーEVOはランボルギーニ・ウラカンEVOをベースにしているものと考えられます。
アレス・モデナはこのパンサーEVOについて「荘厳さと美しいスタイルとの完璧な融合」と表現しており、実際のところその自信にふさわしい優美なスタイリングを持っていると言って良く、初代パンサーと比べて「やや」プレスラインに丸みがもたらされているようにも(そう見えるだけなのかもしれない)。
ただしリアは明確な変更点がいくつかあり、テールランプはコルベットからの流用品ではなく(おそらく)オリジナルデザインへ、そしてテールパイプはセンターへ、それに伴いリアバンパーとリアディフューザーの形状も変更されることに。
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ちなみにこちらは初代パンサーのリア。
インテリアデザインもいくつかの変更点があり、ステアリングホイールのスポークが3本から2本へ、エアコン吹き出し口の周囲には高級なトリムが付与され、センターコンソールのインフォテイメントシステムもウラカンEVO同様の「フルデジタル」へ。※そこに表示される車両のシルエットはウラカンのままであるようだ
ちなみにトランスミッションは7速デュアルクラッチではあるものの、ゲートを切ったマニュアル・トランスミッション風のシフターが装着されることに(パドルシフトによる変速もできるようだ)。
アレス・モデナによると、ボディパネルはカーボンファイバー製、そしてスチール製のロールケージにて車体が補強され、搭載されるエンジンは650馬力を発生する5.2リッターV10(もちろん自然吸気)、0-100km/h加速は3.1秒(この数字を見るに、ベースは後輪駆動バージョンのEVO RWDなのかもしれない)、最高速度は325km/hとアナウンスされています。
現時点では価格や限定台数についての情報はなく、しかし追ってなんらかのアナウンスがなされることになりそうですね。
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