| ホンダは創業以来、ずっと「夢」を重要視してきた |
そして現代のホンダが夢見るのは「明るい未来」である
さて、ホンダはときどき「決意表明」のような動画を公開することがあるのですが(そしていずれも面白い)、今回もまたホンダの過去、現在、そして未来とをつなぐ「Keep Dreaming-:60」なる短編ムービーを公開。
そしてこの中に見たことがないコンセプトカー(上の画像)が登場するとして話題となっているのですが、見た感じだとホンダが中国国内で展開しようと考えている「e:N」シリーズの一台(e:N2っぽい)であるように見受けられます。
なお、この動画は北米市場向けに公開されたものですが、そこになぜ中国市場専用車が登場するのかはちょっとしたナゾであり、もしかするとホンダはこのe:Nシリーズをワールドワイドにて展開しようと考えているのかもしれません。
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ホンダが未来に向けた夢を語る動画はこんな感じ
そこで今回公開された動画を見てみると、ホンダがこの動画全編を通じて語りたいのは「夢」。
そしてその夢とは「より明るい未来を作りたいと願う夢」です。※今回では特に「環境」に焦点を当てている
まず動画では、アメリカが導入した「マスキー法」を最初にクリアした市販車であるシビックの誕生からスタート。
この「マスキー法に適合」、そして1973年のオイルショックを背景にシビックは大きく販売を伸ばし、世界的にホンダの知名度を上げることとなります。
そして1999年には「北米初の」ハイブリッドカーであるインサイト誕生。
日本国内ではプリウスのほうが2年早く登場していますが、北米市場に関してはプリウスはインサイトの1年遅れとなる2000年からの展開です。
よって、当時は(シビックからの流れもあり)ホンダ=環境に優しいというイメージが北米にあったようで、特にインサイトは環境活動家はじめエコな人々に強く支持され、2004年の映画「デイ・アフター・トゥモロー」にも気象学者の乗るクルマとして登場します(ただ、エンブレムが隠されていたのでホンダの協賛ではなく、制作サイドがキャクターのイメージを強めるために使用したようだ。つまりはそれほどインサイトは象徴的なクルマであった)。
その後は世界初の燃料電池車の発売。
2021年にはいったん生産を終了し、「ホンダは燃料電池車から撤退」と言われていたものの、実は開発を継続しており、2024年にクラリティ・フューエルセルの後継モデルが(CR-Vベースで)登場するもよう(ホンダからの発表はこちら)。
そして現代では「プロローグ」。
このEVは「序章」という名称を持っており、これからのホンダの変革を示唆するクルマということになりそうです。
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そして2025年まで関係が継続するレッドブルも。
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その他再利用可能な研究へと続き・・・。
件のコンセプトカーへ。
そしてこのコンセプトカーはオーバーホールされ・・・。
スキンを変えて・・・。
別のコンセプトEVへ。
そして最後はおなじみの「パワー・オブ・ドリームス」。
とにかくホンダの「夢」、そして夢を実現するための挑戦がよくわかる動画だと思います。
ホンダが2050年のカーボンニュートラルに向けた「夢」を語る動画はこちら
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参照:Honda