| ついに待望されていたジムニー5ドアの日本国内における発売が決定的に |
現時点では発売時期や価格は不明、続報が待たれる
さて、スズキはインドのグルグラム工場でジムニー5ドアの生産を行っていますが、今のところジムニー5ドアの生産拠点はこの1箇所のみ。
ここで製造したジムニー5ドアはインド国内での販売に加え、いくつかの国へと輸出されると報じられていましたが、なんと今回日本へと輸出されることが決まったとの報道。
ちなみにスズキは過去に(マルチ・スズキで生産した)バレーノを日本へと輸入し販売したことがあるので、ジムニー5ドアの国内導入についてもさほど難しくなかったのかもしれません。
ジムニー5ドアは販売地域を拡大
ジムニー5ドアは(上述の通り)いくつかの国や地域へと輸出することを想定して生産がなされていますが、発表当初だと「アフリカ、ラテンアメリカ」といった地域への輸出予定が明かされています。
そして発表後にはインド国内のみならず、世界規模にて好意的な反応が相次いだとされ、今回、マルチ・スズキの最高技術責任者(CTO)であるCVラマン氏の「もうしばらくしたら、ジムニー5ドアを日本へと輸出する予定です」という発言が伝えられているわけですね。
この発言はメディア交流会にてなされたものだというので、日本への輸出は「確定」だと思われますが、気になるのはその時期やその価格。
いずれも現時点では何ら情報はなく、しかしスズキとしてもできるだけ早く日本へと導入を行いたいはずであり、続報が待たれます。
ただ、日本へと輸出が決まったといえど、グルグラム工場での生産キャパシティを急に拡大できるわけではなく、かつ他地域への輸出を行う必要もあり、当面日本へと入ってくる台数は制限を受けることになるのかもしれません(日本で生産する3ドア版ジムニーについても、日本市場を優先しているわけではなく、ある程度諸外国に”均等に”振り分けていると推測されるので、5ドア版についても同様の例になると予想できる)。
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スズキ・ジムニー5ドアはこんなクルマ
ここでジムニー5ドアを振り返ってみると、ドア枚数が5枚へと増えるに際して全長が340ミリ延長されて3,985ミリへと伸びていますが、この「3,985ミリ」という長さは”4メートルを超えると、インドでは税金が高くなる”ことから決定されたものと思われます。
搭載されるエンジンは1.5リッター自然吸気、最高出力は105馬力、最大トルクは134Nmというスペックを持ち、内外装の多くを3ドア版ジムニー(シエラ)を共有しており、外観上の差異は(5ドアということに加えて)グリルに加飾が追加されることくらい。
トランスミッションは5速マニュアルもしくは4速ATを選択でき、「ゼータ」「アルファ」といった2グレードが用意されています。
現地での価格だと、もっとも安価な「ゼータ・オールグリップ・プロ」で1,274,000ルピー(現在の為替レートだと230万円くらい)、もっとも高価な「アルファ・オールグリップ・プロAT」で1,489,000ルピー(269万円くらい)という設定です。
用意されるボディカラーは「キネティックイエローとブルーイッシュブラックのツートン」「(日本では設定のない)シズリングレッドとブルーイッシュブラックのツートン」「ネクサブルー(ブリスクブルーメタリックよりもちょっと濃く見える)」「ブルーイッシュブラック」「シズリングレッド」「グラナイトグレー(シルキーシルバーメタリックよりも濃く見える)」「パールアークティックホワイト」という7パターン。
なお、現行(4代目)ジムニーは2018年に発表されており、そろそろマイナーチェンジのタイミングを迎えるのではないかと推測されていますが、この機会に(排ガス規制の関係で現行ジムニーを乗用車登録できない)欧州向けとして「EV版ジムニー」が投入されるという話もあり、加えてハイブリッドモデルも投入されるとも(スズキは2030年までに、日本市場において80%をハイブリッド化する計画を持っている)。
まだまだ日本に入ってくる時期や仕様、価格など不明ではあるものの、ジムニー5ドアの国内発売を待っていたファンにとって「朗報」なのは間違いなさそうですね。
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