| 本当にこのクルマを発売したならば賞賛に値する |
ただし懸念となるのは技術よりも法規である
さて、自動車メーカーの間でも興味を示す派とそうでない派とで分かれるのが「空飛ぶクルマ」もしくはパーソナルエアモビリティ。
興味を示しているのはポルシェ、メルセデス・ベンツ、アウディ(しかし撤退を表明)、吉利汽車(Geely)、トヨタ、そしてジャパンモビリティショーで機体を発表したスバルなど。
一方で興味を示さない代表格はテスラといった状況です。
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中国のXpengが「空飛ぶクルマ」の新コンセプトを発表
そして今回、中国の信仰EVメーカーであるXpeng(シャオペン)が発表したのが「空飛ぶクルマ」2タイプ。
正確に言うならば、シャオペンCEO、ハー・シャオペン氏の投資によって設立されたシャオペン エアロHT(Xpeng AeroHT)社がこれらを発表しているのですが、まずこちらは車両の上に飛行ユニットをドッキングさせるタイプ。
飛行ユニットなしだとこういった状態ですが・・・。
飛行ユニットをドッキングさせるとこう。
なお、シャオペンはこの「空飛ぶクルマ」を2024年に市販するといい、その価格は100万元(現在の為替レートで約2000万円くらい)に設定されています。
シャオペンは「モジュール式空飛ぶクルマ」も開発中
そしてもうひとつ発表されたのが「モジュール式の空飛ぶクルマ」。
これは「母船」と呼ばれる陸上キャリアカーと飛行モジュールとで構成されていて、母船はこういった感じの6輪ミニバン(ミニじゃないし船じゃないけど)といった感じ。
そしてどこでも好きなところへ走ってゆき・・・。
車体後部に格納した飛行モジュールを展開開始。
リアハッチが上下左右に開き・・・。
なんか出てきた!
もうこの辺りで興奮度がピークに達するわけですが・・・。
これで展開完了。
あとは母船を分離させ・・・。
飛行モジュールのローターを展開し・・・。
いざ飛行。
なかなかに面白いコンセプトであり、こちらも市販を期待したいところですね。
シャオペン「モジュール式空飛ぶクルマ」を紹介する動画はこちら
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