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ホンダが「初めてのインドからの輸入車」となるWR-Vを国内導入。「200万円代前半から」「スペース効率」を強く押し出し、インドではエレベートとして販売中

ホンダが「初めてのインドからの輸入車」WR-Vを国内導入。「200万円代前半から」「スペース効率」を強く押し出したニューカマー

| ホンダはこのWR-Vにおいて他のクルマとは大きく異なる戦略を採用している |

その意味では、今後のホンダの方針を大きく左右するクルマとなるのかも

さて、ホンダが「はじめてインドから輸入するクルマ」としてWR-Vを発表。

これはヴェゼルの下に位置するBセグメントのSUVで、ホンダは「200万円代前半から」発売するということを強く強調しています。

なお、自動車の生産地としてはこれまで中国が主流であったものの、現在中国では人件費が高騰してしまい、よってインドは新たなる生産拠点として注目されており、今後は「インド生産のクルマ」が日本に入ってくる例が増えるのかもしれません。

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参考までに、スズキはすでにインド生産のクルマを日本に輸入したことがあり、ジムニー5ドアが日本市場に投入されるとなれば、それはやはりインド製ということになりそうです。

もう一つ参考までに、日産はインド市場向けとしてコンパクトSUV「マグナイト」を投入していて、こちらも日本市場への導入が期待される一台ですね(2020年の市場投入以来、先日は早くも10万台を生産したという報道がなされている)。

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ホンダWR-Vはこんなクルマ

それはさておき、ホンダWR-Vを見てみると、これはインド市場で販売されている「エレベート」の日本版であり、現在インドネシア、タイ、マレーシアなどの東南アジア市場で提供されている第2世代のWR-Vとは別のクルマ(ホンダは同じ名称のクルマを、市場によって異なるモデルとして販売することがけっこう多い)。※WR-VはWinsome Runabout Vehicle(ウィンサム ランナバウト ビークル)の略

もともとのエレベートはタイにあるホンダのアジアパシフィックR&Dセンターで開発され、インドのラジャスタン州で生産が行われ、パワートレインは現地で販売されるシティと共通の自然吸気1.5リッターi-VTECガソリンエンジンを採用しています(最高出力121馬力/最大トルク145Nm)。

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新型ホンダWR-Vは全長4,312mm、全幅1,790mm、全高1,650mm、ホイールベースは2,650mmというサイズを持ち、ホンダ・ヴェゼルと比較すると、全長は23mm短く、全幅は同じ、しかし全高は70mm高いというボクシーなスタイリング。

そしてホンダはこのWR-Vについて「実用性の高さ」を押し出しており、ヴェゼル、そしてZR-Vの「スタイリッシュ路線」とは大きく異なるプロモーションを展開することになりそうですね。

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なお、ヴェゼルの価格帯は2,399,100円~3,221,900円、ZR-Vは3,049,200円~4,347,200円という設定であり、多少はヴェゼルと価格帯が被ることになるものの、このWR-Vはかなり強いお得感を持つクルマとなるのかもしれません。

そして今回ホンダが「価格」を前面に押し出してきたのは、現在の市場だと価格が最大の武器になりうると判断したためだと考えてよく、それはZR-Vの売れ行きが(前評判の高さに比較して)今ひとつだからだとも考えられます。

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現時点の情報から判断するに、インフォテインメント・ディスプレイは(インドの)エレベートが採用する10.25インチ・ユニットよりも小さいようで、考えようによってはインド仕様からさらにコストが下げられ、それだけホンダが「安価で販売したかった」と捉えることも可能です(ただ、インド仕様にはない装備も追加されているのかもしれず、そこは市場にマッチさせたのかもしれない)。

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参照:HONDA

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