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新型VWゴルフ(8.5)は新しいDRL、そして発光式「VW」エンブレムを持つことに。2024年の発表に向け公式ティーザー動画が公開

新型VWゴルフ(8.5)は新しいDRL、そして発光式「VW」エンブレムを持つことに。2024年の発表に向け公式ティーザー動画が公開

| ガソリン車、EVとも困難に直面するVWだけに、新型ゴルフでは大きな変更があるかもしれない |

とくに批判を集めるインテリアについては対応が望まれる

さて、日本や米国ではすっかり存在感を失ってしまったフォルクスワーゲン・ゴルフですが(米国ではすでに販売が終了している)、欧州では今でも販売ランキングの上位に位置しており、今年1月から11月までに166,304台が販売されるという不動の人気モデルです。

そして今回、フォルクスワーゲンは「2023年の活動を総括する」動画を公開し、その最後に登場するのが「新型ゴルフ」。

ただし新型と言っても現行ゴルフ8のフェイスリフトモデルとなり、しかしおそらくはガソリンエンジンを積む「最後の」ゴルフになる可能性が大きいと見られています。

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新型フォルクスワーゲン・ゴルフはいつ登場?

そしてこの新型ゴルフにつき、動画を見る範囲だとフロント左右を貫くLEDストリップ”ユニブロウ”に加え、発光形状が変更されたLEDデイライトランニングランプ、そして光る「VW」グリルを確認可能。

まだまだ詳細についてはわからないものの、動画の中でトーマス・シェーファー最高経営責任者(CEO)が「来年にまた会いましょう」とコメントしており、よって来年の早々に発表される可能性が高そうです。

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なお、ゴルフは次世代(ゴルフ9)へとスイッチする際にガソリンエンジンを捨てて電気自動車専用のプラットフォーム「SSP」をベースに完全に新しく設計し直され、その発表は2028年だと言われています。

よって来年発表されるゴルフ「8.5」は(EV版ゴルフ発売後にも併売し続けられない限り)登場後4年で販売が終了するという宿命を背負っているわけですが、それでも現行モデルの「コストダウンがひどい」「デザインがイマイチ」「インテリアの使い勝手、とくにインフォテイメントシステムがサッパリ」という評価をどこまで覆すことができるのかに期待したいところ。

ゴルフ9はどんなクルマに?

参考までに、フォルクスワーゲンは欧州だと2033年までに「販売する新車のすべてを電気自動車に切り替える」と発表しており、そのために電気自動車専用ブランド「ID」を立ち上げています。

そしてフォルクスワーゲンがIDブランドの推進を行い、そして電動化を急ぐ理由としては「ディーゼル不正事件によって失われたイメージの挽回、そこからの脱却」がメインだと言われていて、これは未だ欧米で尾を引く(裁判も多数継続している)この事件と未来のフォルクスワーゲンとを切り離すため。

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実際にフォルクスワーゲンは「100年に一度というこの変革期を利用し、過去のイメージと決別するしかない」と述べた上でIDブランドの展開を積極的に進めており、当初の予定ではガソリン時代を連想させる過去のクルマを(ゴルフ含めて)すべて終了させ、将来的なラインアップはすべて「ID」の名のもとに展開するとコメントしたことも。

ただ、実際にIDシリーズの展開を行ってはみたものの、EVに対する市場の反応、そして消費者の興味はさほど高くはなく、結果的にフォルクスワーゲンはEV時代にも「ゴルフ」の名を残し、人気モデルの栄光に頼る戦略に出たわけですね。

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ただ、こういった傾向はフォルクスワーゲンだけに見られるものではなく、フォードも「F-150ライトニングの生産台数を半分に減らす」と宣言するなど、EV販売に対する目論見がほとんどの自動車メーカーの間で大きく狂ってきています。

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「GTI」は独立したモデルとして機能?

そこで少し前にフォルクスワーゲンが発表したのが「ID.GTIコンセプト」で、これも「ゴルフ」同様にフォルクスワーゲンが(ガソリン時代の)ビッグネームをEVに採用し、販売を盛り上げようとする一つの戦略だと思われますが、これまで「ゴルフ」「ポロ」などのホットバージョンとして機能していた「GTI」という”グレード”を一つの車種として独立させることになりそうで、これは単に「ID.GTI」と呼ばれることとなるもよう。

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この新型ID.GTIの発表の際には、ゴルフGTI各世代との関連性が示唆されていたものの、EV世代においては「ゴルフ」とは決別した一つのモデルとなる可能性が高く、しかしこれは「2028年までゴルフ9が発売されない」こと、しかしフォルクスワーゲンはこのGTI(EV)の発売を急いでおり、2026年には発売する計画を持っていることが関係しているのではと思われます(ベースとなるゴルフEVが登場しない状況で、ゴルフGTIを名乗ることは難しい)。

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参考までに、これまでの(ガソリン世代における)GTIの「I」はインジェクション(燃料噴射)を意味しており、しかしEVには(当然ながら)インジェクションが備わらず、よってフォルクスワーゲンはID>GTIコンセプトにつき、"I "は "インテリジェンス "つまり高性能のドライブトレインとシャシーを指す、と説明し、新時代のGTIは「Grand Touring Intelligence」を意味する、と述べています。

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