| フェラーリは「PB24」なる商標を出願しており、今年はいくつかの特別モデルが発表されることになりそうだ |
そしてME30は「中東向け」特別モデルということもあり、フェラーリにとっても「特別な位置」を占めることになるのかも
さて、フェラーリは今年に「少なくとも3つのニューモデルを発表する」予定ではありますが、(おそらくは)それとは別に中東向けのスペシャルモデル「ME30」を6台のみ限定にて発売するもよう。
現時点でこれがどういったモデルなのか全くの情報はなく、発表されるのは2024年の第4四半期だとされるので、詳細が明らかになるのはもう少し先のこととなりそうです。
ただしすでに顧客向けのプレゼンテーションが開催済み
なお、発表はまだ先になるといえど、すでにこの「フェラーリME30」のプレゼンテーションが(現地の有力顧客を対象として)行われており、このイベントに参加したフェラーリのファクトリードライバー、アレッサンドロ・ピエル・グイディ選手はこのME30を「フェラーリにとって象徴的なクルマであり、他とは全く違う本当に特別なもの」と表現したのだそう。
このコメントからするに、フェラーリが先日ハンガリー向けとして発表した296GTBの限定モデル(5台のみ)のような「内外装に特別な仕様を採用しただけ」のモデルとは異なり、ほぼワンオフモデル(フオーリ・セリエ)と同じようなクルマとなるのかもしれません。
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ただ、限定台数が6台ということを考慮すると、個人がオーダーしたものではなく、フェラーリの現地法人がフェラーリ本社へと働きかけて実現したものだとも考えられますが、おそらく「ME30」の「ME」とはミドルイーストつまり中東を指し、「30」は現地の正規輸入開始や法人設立30周年を意味しているのではないかと推測しています。
よって、フェラーリが日本へと進出した50周年記念として10台のみが限定販売された「J50」のようなモデルになるのかもしれず、しかし「フェラーリにとって象徴的なクルマ」と表現しているところから推測するに、V12エンジンを搭載している可能性が高い、とも考えられます。
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参照:CARBUZZ