| 今回は「T」の頭文字を持つ商標を5つ出願 |
フォルクスワーゲンは一旦車種の整理を行った後、急速にラインアップを拡大するのかもしれない
さて、フォルクスワーゲンが新しく8つの商標を出願した、との報道。
これら8つはメキシコとチリの特許庁相当期間に出願されたとのことで、現在フォルクスワーゲンはその地域に合わせた独自の展開を行う方向性を強めており、これらは「南米向け」車両として展開される可能性が考えられそうです。
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今回はこんな商標がVWから出願されている
そこで今回出願された商標を見てみると、まずそれらは以下の通り。
- Airon(アイロン)
- Angra(アングラ)
- Hera(ヘラ)
- Tempus(テンパス)
- Tera(テラ)
- Therion(テリオン)
- Thron(スロン)
- Tukan(トゥカン)
これら順番に見てゆくと、「アイロン」は造語の可能性が高く、しかし現地の言葉で”力の山”を意味すると言われ、「アングラ」はポルトガル語で”入り江(古ノルド語では”悲しみ、苛立ち”)”、「ヘラ」はギリシャ神話での女神、「テンパス」は時間、「テラ」は”ギガ”の上の単位、「テリオン」はギリシャ語で”野生動物”、「スロン」は”王座”、「トゥカン」は鳥の一種を示すようではあるものの、いずれも別の言語では別の意味を持つのかもしれません。
ちなみにフォルクスワーゲンはこれまで「ヴェント」「ゴルフ」「パサート」「シロッコ」など風の何由来する名称を持つことが多く、しかし近年では「アステリオン」のような造語も(「Art」と「eon」。eonはフェートンなど、VWにおける上位モデルに用いられる)誕生しています。
加えて、やはり近年になって登場した傾向だと「SUVにはTではじまるネーミングを用いる」というものがあり、トゥアレグに始まりティグアン、そしてT-ROC、T-Crossなどへと続いていますが、そう考えると下の5つは「SUVに」使用されることになるのかもしれませんね。
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参照:CARBUZZ