| 現時点で名前を要するランボルギーニのニューモデルはひとつしかなく、ウラカン後継モデルの名称だと考えて良さそうだ |
このウラカン後継モデルの発表は4月初旬という話もあるようだが
さて、ランボルギーニは現在ウラカン後継モデルの発表準備を行っている段階かと思われますが、今回ランボルギーニが欧州特許庁に「TEMERARIO(テメラリオ)」なる商標を出願したことが明らかに。
なお、届け出られた図案を見るに文字列の両端に「雄牛の角」があしらわれており、これはカウンタックLPI800-4、その後の周年記念ロゴ、さらにはレヴエルトやランザドールと同様の意匠となっていることがわかります。
この商標は「電子センサーと機器」「自動車」「時計」「衣類」「おもちゃの車」という分類(役務)に対して出願がなされていて、自動車の他にもランボルギーニ・ストアにて販売する様々なグッズの販売までを視野に入れたものだと捉えて良いのかもしれません。
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「TEMERARIO(テメラリオ)」の意味は?
そこで気になるのがこの「TEMERARIO(テメラリオ)」の意味ですが、これはスペイン語で「無謀」を意味しており、しかしおそらくはランボルギーニの慣例に基づいて「闘牛の名前」だと思われます。
ちなみにですが、「レヴエルト(REVUELTO)」もまたスペイン語で、これは「手に負えない」という意味ではあるものの、やはり闘牛の名としても使用されており、1880年8月のバルセロナにて戦った”反抗的、かつ不屈の魂”を持つ闘牛から頂戴したようですね。
参考までに「ランザドール(LANZAOR)」については「投手」「発射台」という意味があり、しかし(公式には言及されていませんが)やはり闘牛の名と考えたほうがいいのかも。
もう一つ参考までにですが、「ウルス(URUS)」という名称はランボルギーニにしては珍しく、闘牛から拝借した名称ではなく「かつて欧州に生息していた、最大の牛の一種(絶滅済み)」だとアナウンスされています。
なお、気になるのはこのテメラリオの発表時期で、イモラ・サーキットにて4月6-7日に開催される「ランボルギーニ・アリーナ」なるイベントで発表される可能性が報じられ、ここでは「2つの」新型車が発表されると言われており、しかしランボルギーニが発表を控えている新型車は「ウルスPHEV」「ウラカンSTJ」そしてこの「テメラリオ」の3台。
しかしながら、ウルスPHEVとテメラリオを同時に発表するというのは(話題性分散の観点から)考えにくく、よってここでウルスPHEVが発表されるのであれば、テメラリオはまた別の機会にアンヴェールされることになるのかもしれません。
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ランボルギーニ・テメラリオはどんなクルマに?
なお、現時点ではこのウラカン後継モデル「テメラリオ」については情報がほとんどなく、ただV8エンジン+プラグインハイブリッドを採用することはランボルギーニによって確認されており、しかしこのV8エンジンは「ウルスと同じ」というウワサ、逆に「ウルスとは別モノ」というウワサも。
前者であればアウデイとポルシェ、ベントレーにも使用されるV8ということになりますが、後者であればランボルギーニが来年のル・マン24時間レースで走らせるハイパーカー、SC63に積まれる新設計の3.8リッター90度V8エンジンである可能性が高く、実際にランボルギーニはSC63発表時に「アウトモビリ・ランボルギーニがロードカー生産におけるハイブリッド化の未来に乗り出す中、LMDh(ル・マン・ハイパーカー)は次世代スポーツカーの経験に基づく特定のエネルギー/パフォーマンスプロジェクトを表しており、我が社の中期戦略であるディレッツォーネ・コル・タウリと完全に一致しています」ともコメントしていて、このSC63とロードカーとのつながりも示しているわけですね。
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ただ、SC63とロードカーとの関連性があるといえど、レヴエルトに積まれるのはV12エンジンなのでそもそも形式が異なり、となるとやはりSC63との共通項を持つのはウラカン後継スーパーカーだと考えてよく、さらにウラカン後継モデルに積まれるV8は「10,000回転まで回る」と言われるため、これらが「設計を共有するエンジン」であると考えるほうがしっくり来るように思います。
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