| どんなに気をつけていたとしても、避けることができないのが「フロントアンダーのヒット」である |
普通の道路であっても、ちょっとした轍でこのフロントアンダーを擦ることがある
さて、ついにフェラーリ・ポルトフィーノ納車後「初」のアンダーボディ”ヒット”を喫してしまい、ちょっとブルーになっています。
状況としては展開時にちょっとした道路の「轍」があり、その轍を超えるときに右フロント下部を「ガリっと」やってしまったわけですね。
なお、展開時にはその轍を把握しており、よってヒットしないよう慎重に角度と速度に注意しつつ進んだものの、それでも痛恨のヒットとなっています(つまりどうやっても避けることができなかった)。
アンダーボディを擦らないスーパーカーはない
ポルトフィーノはフェラーリのラインアップの中では「ライフスタイル(GT)系」に属しており、そのために296GTB / 296GTSやF8トリブート / F8スパイダー、SF90ストラダーレ / SF90スパイダー等のスポーツ系に比較して最低地上高が高くなっています(フロントアンダーだと12センチ)。
これはもちろん「舗装路であれば、おおよそどんな環境でもボディ下部や底面を擦らずに走り抜けることができるよう」配慮されたがための仕様であり、そしてフェラーリとしてはこれで十分だと考えているのだと思われ、その理由としては「スポーツ系にオプションとして用意されているフロントリフターがポルトフィーノには用意されていないから」。※スポーツ系であってもアセットフィオラノパッケージを装着するとフロントリフターを装着できないが、これはまた別の理由によるものである
そしてこのフロントリフターというのは「スイッチひとつで車高を数センチ(3.5センチくらい)上げることができる」というありがたい装備なのですが、ポルトフィーノではこれを選べず、よって運転にはけっこう注意を要します。
参考までにですが、ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDのフロントは13−14cmくらいもあり、加えてぼくはこれにリフターを(オプションで)装着していたためにかなりの場面を無傷で乗り切っています。※ランボルギーニ場合、最も擦りやすいフロントアンダーのセンター部分を引っ込めたデザインにしてあるなど、けっこう実用性に注意が払われている
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ただ、このウラカンEVO RWDであっても一度だけフロントアンダーを擦ってしまったことがあり、それもまた「注意はしていたが、それでもやってしまった(やはりこれも避けることができなかった)」という事例。
つまり、こういったスーパーカーはどんなに気をつけていても「やってしまう」時があり、それはスーパーカー乗りにとって避けられぬ運命だと言えそうです。
参考までに、一部のスーパーカーは、こういったフロントアンダーを「擦ることを前提に」設計されているようで、そのため容易にその部分のみを交換することができる場合があり、見たところポルトフィーノの場合も「別パーツ構成」となっているもよう(分解できるかどうかはわかあない。別パーツ構成であってもカシメにて固定されている場合も多い)。
ただ、今回はまず「下から覗かないと」見えないような場所にしか傷が入っておらず、「そのまま」にしておこうと思います。
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