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知ってた。レッドブルRB17にさっそく「公道走行可能な仕様へのコンバート」案件が登場。なお改修にかかる費用は約1億円、車両価格の約1/10に相当

知ってた。レッドブルRB17にさっそく「公道走行可能な仕様へのコンバート」案件が登場。なお改修にかかる費用は約1億円、車両価格の約1/10に相当

| さらにロードカーコンバージョンの作成には十数ヶ月を要するものと思われる |

もちろん、幸運なレッドブルRB17のオーナーにとってこの費用は「楽しみに比べれば大きなものではない」だろう

さて、レッドブルは「特定の条件ではF1マシンよりも速く走れる」「FIAによって禁じられたテクノロジーをすべて注ぎ込んだ」サーキット走行専用ハイパーカー「RB17」を発表していますが、このレッドブルRB17にはいくつかの問題があるとされ、代表的なものが「500万ポンド以上という車両価格」「そもそも購入できない(完売済み)」そして「公道で運転できない」。

そして今回、そのうちの最後「公道で運転できない」という問題を解決する見込みが立ったと報道されており、これはすでに生産枠を確保した幸運な50人のオーナーにとっての朗報だと思われます。

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たしかにレッドブルRB17発表時に「ロードカー化も可能」だと言われていたが

実際のところ、このRB17発表時に(レッドブル代表の)クリスチャン・ホーナー氏は「適切な外部企業の助けがあれば、公道走行可能な仕様へとコンバートも可能」だと述べていて、つまりRB17が潜在的にロードカーへとコンバートできる要件を備えていることについても言及済み。

そこで今回報じられているのが「英国のレーシングカービルダー、ランザンテがレッドブルRB17のロードカー化を行う」ということで、たしかにこの作業を行うことができるのはランザンテを置いてほかにないのかもしれません。

redbull-rb17
Redbull

なお、ランザンテはマクラーレンのレーシングカー製作を請け負うほか、逆に「マクラーレンのレーシングカーを公道走行用にコンバートする」という作業を(マクラーレンのお墨付きを得て)行っており、実際に「マクラーレンP1 GTR」はランザンテの手によるものです。

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その他同社はアストンマーティン・ヴァルカンのロードカー化、直近ではポルシェ935クラブスポーツのロードカー化も行っているので、その経験としては「十分」だとも考えられます(さらに同社は、実際にF1マシンに積まれたエンジンをポルシェ911にスワップしたポルシェ・タグ・ターボ、パガーニ・ゾンダ・レボルチオンのロードバージョンも制作している)。

77台のみ生産されたポルシェ935のうち「2台のみ」が公道仕様へとコンバート。1台はマールボロ、もう一台はマルティニをイメージしたカラーリングへ
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ただしその費用は安くない

ちなみにですが、今回レッドブルRB17を「公道走行可能な状態へと」コンバートする費用につき、その価格はなんと50万ポンド(約1億円)にも及ぶと見積もられており、これは車両価格のおよそ1/10に相当します。

もちろんランザンテのチームはRB17の「1,200馬力以上、車体重量900kg以下」というキャラクターを可能な限り阻害することなく公道走行可能な仕様へと変更することになるかと思われ、しかし安全や環境に関わる装備が追加されることで多少なりとも重量が増加することになるのかもしれません。

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Redbull

加えてドアミラーの追加、各国の法規を考慮するならばこのリアウイング形状の変更も必要となり(車体全長を超える別体式ウイングは許可されないケースが多い)、よってエアロダイナミクス面における不利が生じる可能性も。

ただし15,000rpmまで回る4.5リッターV10エンジンに大きな変更が加わる可能性は低く(さすがにそれはオーナーが許さないだろう)、RB17の特性が失われることはないものと思われます。

しかしながらRB17の生産開始時期が2025年後半からであること、そして先に公開されたポルシェ935のロードカー化に要した年月が18ヶ月であることを考慮すると、このRB17「ストリート」の姿を見ることができるのは数年先、ということになりそうですね。

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参照:TopGear

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