Image:Honda
| ホンダはなかなか粋なことをやってくれる |
どう考えてもこれは「意図的」なものに違いない
さて、ホンダのアメリカ法人はオデッセイ(日本仕様とは異なる)のフェイスリフトを行い、2025年モデルとして発表していますが、そこに使用された新しいパーツがちょっとした話題に。
このフェイスリフトの内容自体は「スタイリングの変更、装備とグレードの見直し、最新技術の導入、ボディカラーの変更」が主なものとなっていますが、同時に昨今のインフレを反映し価格が大きく跳ね上がっています(エントリーモデルで60万円くらいの価格上昇)。
新しいホンダ・オデッセイにはNSXのパーツが使用されている
そこで今回話題になっているパーツについて、それは「リアのリフレクター」。
リアバンパーには縦型の赤いリフレクターが組み込まれていて・・・。
これはなんとNSXと同じパーツです。
こうやって見ると「同じパーツ」であることがわかると思います。
ホンダがオデッセイに「NSXのパーツ」を使用した理由については明かされていませんが、たんに(予定販売台数に達せず)部品が余っていたのかもしれませんし、ホンダのデザイナーが(惜しまれつつ販売終了となった)NSXの魂をなんとか活かしたかったのかもしれません。
なお、少量生産車メーカーやコーチビルダーが他自動車メーカーのパーツを流用したり、一昔前では同じ自動車メーカーの間でウインカーなど灯火類の共有が行われることはめずらしくなかったものの、最近だと灯火類はそのクルマ固有のデザインに組み込まれているため、そもそも流用という考え方自体が稀になっています(意図的に各モデル間でデザインを共通化するという目的がある場合は別として)。
そして今回は「ホンダの誇るフラッグシップスーパーカーと、ホンダを代表するファミリー向けミニバン」という異種間での共有であり、やはり意図的にホンダがこれを行ったと考えるのが自然かもしれず、なかなかに面白い事例だと思います。
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