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ピニンファリーナがバッティスタのワンオフモデル「タルガメリカ」を公開。イメージは「1986年にフィアット会長のために作られた1台限りのフェラーリ・テスタロッサ・スパイダー」

ピニンファリーナがバッティスタのワンオフモデル「タルガメリカ」を公開。イメージは「1986年にフィアット会長のために作られた1台限りのフェラーリ・テスタロッサ・スパイダー」

Image:Automobili Pininfarina

| いかに顧客の注文といえど「そのために1台だけのオープンカー」を作るとは |

そしてこの「テスタロッサ・スパイダー」へのオマージュモデルは複数存在する

さて、ピニンファリーナが先日よりティーザーキャンペーンを展開していた新型車「バッティスタ・タルガメリカ(Battista Targamerica)」を正式発表。

これはバッティスタ初のオープントップモデルですが、ピニンファリーナがバッティスタ、そしてその派生モデルのリリースを(車体を共有するリマック・ネヴェーラに比較しても)矢継ぎ早に行っていることには驚かされます。

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Automobili Pininfarina

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ピニンファリーナ・バッティスタ・タルガメリカは顧客のオーダーによるワンオフモデル

ちなみにこのバッティスタ・タルガメリカはすでに(もう一台)バッティスタを所有している顧客が特別にオーダーしたワンオフモデルだといい、このクルマのためだけにバッティスタを「オープン化」しているため、その開発・製造コストはとんでもない額に達しているとも考えられます。※そのコストを平準化するため、今後このタルガトップバージョンが追加にて生産される可能性も否定できない

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参考までに、この「タルガトップバージョンのバッティスタ」の開発期間はわずか1年だと説明されており(つまりはオープン化に際して車体構造を変更するような大きな補強が不要であったということを意味する)、この顧客は昨年のモントレー・カーウィークにてこの車両を注文し、その1年後に車両が完成したわけですが、このバッティスタ・タルガメリカは今年のモントレー・カーウィークにてパブリックデビューを飾ることについても言及されています。

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そしてもうひとつ、このバッティスタ・タルガメリカについて特筆すべきは「1986年にフィアットの長年の御曹司ジャンニ・アニエッリのために作られたフェラーリ・テスタロッサ・スパイダーへのオマージュ」ということ。

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フェラーリ・テスタロッサには本来オープンモデルが存在しないものの、オープンカーを好んだジャンニ・アニエッリのために(当時)ピニンファリーナがワンオフにてこのクルマを製作しており(膝を患いクラッチが踏めなかった同氏のためにオートマチック・トランスミッションにコンバートするというおまけつき)、よって時を経て、ピニンファリーナの手によりこのクルマが蘇ったと考えることも可能です。

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フィアット元会長がフェラーリに作らせた、ワンオフの「テスタロッサ・スパイダー」公開。数々のドラマがそこにあった

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なお、この「テスタロッサ・スパイダー」はもちろんワンオフ、そしてそれほど有名な個体ではないものの一定のファンを抱えており、このカラーリング(シルバーにブルー)を再現すべくフェラーリのパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」を通じてカスタム仕様の812GTSをオーダーした顧客も存在していて、「密かに人気のある」クルマなのかもしれません。

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ちなみにテスタロッサ・スパイダーの外観上の特徴は「多数のルーバーが設けられたリヤデッキ」ですが、このバッティスタ・タルガメリカのリアフード、そしてリアウイングの裏側のグラフィックは”テスタロッサ・スパイダーのリアデッキ”を模しているのだと思われます。

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Automobili Pininfarina

一方、このバッティスタ・タルガメリカならではの装備として、その室内には葉巻用ヒュミドールが(左右シートの間に)備わり、そのオーナーのライフスタイルを表しているかのようですね。

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参照:Automobili Pininfarina

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