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モーガンとピニンファリーナとのコラボモデル「ミッドサマー」発表。限定50台なるもすでに完売、これなら往年のモーガンのファンも文句はないだろう

モーガンとピニンファリーナとのコラボモデル「ミッドサマー」発表。限定50台なるもすでに完売、これなら往年のモーガンのファンも文句はないだろう

Image:Pininfarina

| このミッドサマーのデザインはモーガンの未来を示唆し、ひとつのデザイン的方向性を示すことに |

そのインテリアはまるで高級ヨットのような優雅さを誇っている

さて、ピニンファリーナとモーガンとのパートナーシップにてコーチビルドスペシャル「ミッドサマー」が誕生。

これはモーガン プラスシックスをベースにピニンファリーナが製造したクルマであり、その生産台数はわずか50台に限定されていますが、残念ながら既にすべての台数が販売済みなのだそう。

なお、このミッドサマー(名前がなんともカッコいい)はピニンファリーナが新しくスタートさせた「フオーリセリエ(イタリア語でシリーズ外を示し、ワンオフやそれに準ずるクルマを指すことが多い)」第一号だといい、ピニンファリーナは他の様々な自動車メーカーとのコラボレーションによって今後同様のプロジェクトを進めてゆくであろうことが推測されます。

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ミッドサマーは「モーガンの将来のデザインのプレビュー」

ピニンファリーナによると、このミッドサマーは「将来のモーガンが採用するデザイン言語の重要な要素をプレビューしたクルマであり、ピニンファリーナのセンスと純粋さを融合させたもの」。

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丸いヘッドライト、長いボンネット、レトロなフェンダーのおかげですぐにモーガンであることがわかるものの、これまでのモーガンにはなかったクリーンでシームレスというデザイン要素を備えており、まさにモーガンの未来形と言っていいかもしれません。

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その車体は(上述の通り)プラスシックスと共通するもので、アルミニウムを接着したプラットフォーム(CX 世代)を用いており、長いボンネットの下に収まるのはBMW製のターボチャージャー付き6気筒、そしてトランスミッションは8速オートマチックだと紹介されています。

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ボディワークは手作業で成形されたアルミニウム パネルで成形されており(もしかすると昔ながらの木型とアルミ板を用いた手法なのかもしれない)、1台分を作るのには250時間以上を要するのだそう。

足回りには特注仕様のナイトロン製ダンパーを備え、ホイールは19インチ(モーガンにこの扁平率のタイヤが装着されているというのが新鮮である)、タイヤはミシュラン製パイロットスポーツ5、車体重量はもともとのプラスシックスと同じ1,000kgを予定している、とアナウンスされています。

モーガン+ピニンファリーナ「ミッドサマー」のインテリアにはウッドがふんだんに使用される

そしてこのミッドサマーの見どころはエクステリアだけではなくインテリアにもあり、モーガンらしくウッドが多用されているものの、そのウッドの使い方がクルマというよりは「ヨット」のようで、これがいいしれぬ高級感を演出しているようでもありますね。

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とくにこのドアは秀逸としかいいようがなく、モーガンのファン、そしてピニンファリーナのファン双方とも「納得」なのがこのミッドサマーだといえそうです。

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伝えられるところによると、ミッドサマーの価格は(パーソナライゼーションのオプションにもよるものの)約20万ポンド(現在の為替レートにて約4000万円)だとされ、近年の「億」という価格のハイパーカーが乱立氏ている状況の中では不思議とお買い得に見えてきます。

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なお、このミッドサマーの一般公開は、7月に開催される2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードであることもアナウンスされていて、生産は今年後半から、そしてモルガンの創業115周年に合わせて2025年に終了する、とのこと。

モーガン+ピニンファリーナ「ミッドサマー」を紹介する動画はこちら

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参照:Pininfarina

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