やはりアメリカは訴訟大国なのか・・・。マツダユーザーが「シートヒーターが熱すぎる」として「逸失利益、収入能力の喪失、医療費、苦痛、障害、精神的苦痛」などを求めマツダを提訴

｜　訴訟となった以上、マツダはこれに対して真剣に向き合う必要があり、その行方が気にかかる　｜

今回は「集団」にて提訴が行われ、なんらかの問題が存在した可能性も

さて、自動車メーカーは時折「意味不明な訴訟」に巻き込まれることがありますが、今回は米国にて「マツダ車のシートヒーターが熱すぎる」という集団訴訟が提起されたと報じられています。

報道によれば、2018年型のマツダ6のシートヒーターが「危険なほど熱くなり、乗員に火傷を引き起こす可能性がある」というのが原告団の主張であり、代表であるクリスティン・D氏の主張だと「マツダ車の欠陥のあるシートヒーターを使用した結果、深刻な火傷と傷跡を負った」。

現時点では実際のところ「どうなのか」わからない

今回の訴状はカリフォルニア州サンフランシスコ郡上級裁判所へと提出され、クリスティン・D氏、さらには他の原告も「シートヒーターが故障しやけどを負った」としてマツダの責任を追求。

そして原告団は「マツダはこの問題を数年前から認識していた」「しかしその潜在的なリスクを消費者に周知していなかった」、加えて「原告を含む何千人ものカリフォルニア市民を安全上のリスクにさらしたうえ、重大な安全上のリスクを抱え、その価格よりも価値が低い”欠陥のある車両”を消費者に対し（欠陥を知りつつ）故意に販売した」とも主張しています。

さらに原告団の主張はここで終わらず、「マツダはユーザーに害を及ぼす可能性のある「安全関連の欠陥（今回のシートヒーター問題）」を認識していたにもかかわらず、この機能を宣伝、広告、販売することで”詐欺行為”を行った」「もし欠陥のあるシートについて知っていたら、マツダ6を購入しなかった」という強い非難を行っていて、もしかするとマツダのシートヒーターには実際になんらかの問題があるのかもしれません。

そして原告らは自分たちの主張に自信があると見えて「陪審裁判」を求めており、マツダは厳格責任（警告の怠慢）、厳格責任（欠陥製品）、明示的保証違反、黙示的保証違反、過失製造物責任、過失不実表示、コモンロー詐欺、カリフォルニア州ビジネスおよび職業法の不正競争法違反に関する責任を負っている、とも。

もちろん原告団は補償も求めていて、逸失利益、将来の収入能力の喪失、医療費、および”重傷、苦痛、障害、身体障害、外見の損傷、精神的苦痛、および病気や身体的欠陥の悪化”に対するその他の経済的損害、ならびに”過去および将来にわたって持続する生活を楽しむ能力の喪失”に対する損害賠償を求めており、マツダにとってはタフな戦いを強いられることになりそうですね（現時点ではマツダからのコメントは得られていないようだ）。

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参照：CARSCOOPS