Image：materimac（Instagram）
｜ このV16エンジンは「運転体験を最高のもの」にするためだけに設計されている ｜
そしてトゥールビヨンのプロダクションバージョンは「誰も聞いたことがない」サウンドを発することになるであろう
さて、現在ブガッティは新型ハイパーカー「トゥールビヨン」をアメリカや日本、中国など主要市場へと行脚させる「ワールドツアー」を開催している最中ですが、それに使用されるトゥールビヨンは電動パワートレーンを積んだ「モックアップ」でありV16エンジンが搭載されておらず、よって公の場では誰もがその咆哮を聞いたことがないというのが現状です（ただしプロトタイプがスパイビデオに捉えられたことがある）。
しかしながら今回、ブガッティ・リマックCEO、メイト・リマック氏がガソリンエンジンを搭載したトゥールビヨンの試作車が走行する様子を動画に収め、自身の公式インスタグラムへと公開することに。
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ここからまだ「変更」の可能性も考えられるが
メイト・リマックCEOによればこの試作車に積まれるガソリンエンジンは（テスト用の別形式ではなく）実際にトゥールビヨンに積まれるものと同形式だといい、よって今後様々な調整が入る可能性はあるものの、「84年ぶり、自動車史上ではわずか4例目」しかないV16ということを意味します。
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動画を聞く範囲では従来のブガッティに積まれていたW16エンジンの深い”ブルブル”という音とは異なり、トゥールビヨンのV16エンジンはまったく異なるキャラクターを持つもよう。
実際のところ、この8.3リッターV16エンジンは「強烈なドライビング体験を生み出すため」新しく開発された高回転型自然吸気ユニットで（つまりヴェイロンにて”1,000馬力”を獲得するために開発されたW16エンジンとは存在意義が異なる）、これ単体で1,000馬力を発生するうえ、さらに3つのエレクトリックモーターとの組み合わせによって総出力は1,800馬力にも達します。
このトゥールビヨンの用いられるトランスミッションは8速デュアルクラッチ、そして0-100km/hをわずか2秒、0-300km/hまでを10秒以内で達成できると主張されており、スタートから400km/hに達するまでわずか25秒以内という驚異的な加速性能を誇りますが、今後開発が進むにつて、様々な情報が公開されることとなりそうですね。
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