![レズバニがポルシェ911の「レトロなコンプリートカー」、RR1生産モデルを発表。「大人の事情」によって近未来的なルックスから一転し「レトロ」路線に](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2025/02/Rezvani-RR1-Porsche.png)
Image:REZVANI
| このクルマを手に入れるには、ベースとなるポルシェ911カレラT、あるいは911ターボSを用意する必要がある |
コンバージョン価格のみで3000万円、総額だと5000~6000万円くらいか
さて、米国のコーチビルダー、レズバニがポルシェ911のコンプリートカー「RR1」の量産バージョンを正式発表。
このRR1がここに至るまでの経緯はやや複雑であり、発表された当初は「935クラブスポーツ」風の外観を持っていたものの、諸々の事情(ポルシェから物言いがついたという話もある)によって見ての通りに「レトロルック」へと変更がなされています。
ベースとなるのは現行世代のポルシェ911
そしてこのレズバニRR1のベースとなるのは現行世代の911カレラTもしくは911ターボSで、それぞれカーボンファイバー製のボディが与えられ、豊富なオプションも用意されています。
レズバニはこのクルマについて「クラシックカーのデザインに敬意を表しながら、現代の快適性、性能、安全性を兼ね備えたモデル」だと説明しており、実際に「クレーマー・ポルシェ」や「935モビーディック」にインスパイアされたカラーリングも用意されることに。
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グレードとしては2つがアナウンスされていて、まず1つめは911カレラTベースのRR1 600。
搭載されるエンジンは3リッター6気筒ツインターボ、出力は608馬力で、トランスミッションにはPDKのほか6速あるいは7速マニュアル・トランスミッションを選択可能。
上位モデルのRR1 750は3.8リッター6気筒ツインターボエンジンを搭載し760馬力を発生することとなりますが、ベースが「911ターボS」なのでトランスミッションはPDK、そして駆動方式はAWD。※0-100km/h加速はわずか2秒だとアナウンスされている
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オプションとしては「センターロックホイール」「クーリング強化パーツ」「ブレンボ製強化ブレーキ」「ロールケージ」「レーシングハーネス」「軽量ポリカーボネート製ウインドウ」などが紹介されていて、もちろん内外装のカラーやグラフィック、内装だと素材の選択肢が豊富に用意されているようですね。
そしてこのレズバニRR1の生産台数はわずか50台に絞られ、コンバージョン費用は195,000ドル(現在の為替レートだと約3000万円)とのことですが、これは「ベース車両」を含まない金額なので、総額だとここへ車両代金をプラスする必要が出てきます(完成車を販売すると法的な問題が生じるため、あくまでも顧客が持ち込んだクルマをカスタムするというスタンスを取っている)。
Dream cars do come true! #porche #cars #newcar #retro pic.twitter.com/ny3MGWhHrx
— Rezvani Motors (@RezvaniMotors) February 12, 2025
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