第五世代の「テックアート・マグナム」誕生。ベースはポルシェ・カイエン・ターボGT、出力は930馬力、最高速は350km/hの「モンスターSUV」

Image：TechArt

｜　さらにテックアートは最新”マグナム”において究極のカスタマイズが施された内装を提案することに　｜

この「テックアート マグナム」に乗るには相当な財力、そして決意が必要となりそうだ

さて、ポルシェ専門にて数々のカスタムカーやコンプリートカーを提供してきたテックアート。

チューナーとしてはかなり「老舗」の部類に属し、これまでにも歴代カイエンを対象としたチューンドカー「マグナム」を提供しています。

このマグナムはノビテックでいう「N-Largo」のような「カスタムの最高峰プログラムですが、今回発表となった”最新”マグナムは（今までに公表されたマグナムに比較しても）随分過激な仕様を持っており、ここでその内容を見てみましょう。

ポルシェ・カイエン「マグナム」はその外観、パフォーマンスともに”究極系”である

この新しいポルシェ・カイエン「マグナム」につき、簡単にその特徴を述べると「刺激的なエアロパーツやワイドボディを装着し、内装を豪華に仕上げ、さらに約300馬力ものパワーアップを果たし、最高速度は350km/hにも達するスーパーカイエン」。

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テックアートはこのマグナムについて「自分が何を求めているのかを理解し、それを隠さずに見せることを恐れない人のために作られた」と説明しており、その派手なデザインに賛否は分かれるかもしれないものの、このクルマが圧倒的な個性を持っていることは間違いないかと思います。

ベース車両として選ばれたのはもちろんカイエンのトップレンジである「ターボGT」、そしてテックアートは4.0LツインターボV8エ930馬力、最大トルク1,100Nmというスペックを実現していますが、この驚異的なパワーアップは以下の改良によるものだと説明されています。※SUVボディのカイエン・ターボ Eハイブリッドをベースとしたバージョンも用意されている

• 新しいターボチャージャー
• 高性能キャタライザー（触媒）
• 強化インタークーラー
• ECUソフトウェアの最適化

その結果、0-100km/h加速はわずか3.0秒、最高速度は350km/hにも達するとされ、しかしテックアートでは「安全上の理由にて」最高速を電子的に”330km/h”に制限しているのだそう。

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そしてパフォーマンス以上に印象的なのがそのボディキットで、（メタリックパープルのボディカラーはさておき）新しいバンパーに巨大なエアインテーク、そのほかには以下のアイテムが装着されています。

• カーボンファイバー製ボンネット：大きなエアインテーク付
• オーバーフェンダー：フロントとリアのホイールアーチを拡張
• サイドスカート：車体のワイド感を強調
• リアバンパー：選べる2種類のデザイン（両サイド出しエキゾースト、あるいはセンター出しビッグエキゾースト）
• ルーフスポイラー：空力性能を向上
• 専用LEDバー：純正リアライトをテックアート仕様に変更
• 23インチ「Daytona III」ホイール・・・ポリッシュ、ペイント、カーボンインサートなどのオプションあり

さらに25台限定の「ローンチエディション」では、オーバーフェンダーに専用プレートが装着され、特別感が演出されています。

テックアートにしては珍しい「アクが強い内装カスタム」

テックアートはこれまで”実用的そして機能的な”インテリアのカスタムを行ってきたと認識していますが、この最新マグナムにおいては「（マンソリーの影響なのか）ぶっ飛んでいる」としか言いようがない仕様を持っていて、自社の「インハウス・サドルリー（内装専門工房）」を活用して通常では考えられないほどの個性的な仕上げを実現することに。

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特に目を引くのは、ミントグリーンと鮮やかなパープルの組み合わせで、シートからダッシュボード、ステアリングホイールまですべてがこの大胆な配色で覆われています。

このほか、エンボス加工やパイピングのカラー、ステアリングホイール（グリップ）の太さまで、細部に至るまでカスタマイズが可能だとも紹介されていますが、「もっと地味な仕様にも対応できますので、ご安心ください」とも。

ちなみに下は「これまでのテックアート・マグナム」です。

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