| 現行世代のテックアート製エアロパーツは「まさに王道」 |
それだけに過剰な演出はなく、しかし現代のカスタム愛好家が求めるのは「もっと過激な」仕様かも
さて、ポルシェのカスタムで名を馳せるテックアートが新型カイエンを対象としたチューニングプログラムを発表。
テックアートはなんどかデザイナーを変えることでその世代ごとに異なるテイストを持っていますが、現行のチューニングプログラムはテックアート史上最高の内容を持つと考えてよく、とくにエアロパーツのデザインそして品質は「非常に高いレベルにある」と考えています。
今回カイエン用として発表されたエアロパーツ群は「エアロキットI」と呼ばれるものですが、ここでその内容を見てみましょう。
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テックアートのポルシェ・カイエン用「エアロキットI」はこんな内容を持っている
まずフロントではバンパー下部に控えめなチンスポイラーがあり、さらにはバンパーごと交換されてフロントフードもアグレッシブな形状に。
さらにこのエアロキットはドアミラーカバー、サイドステップ、ルーフスポイラーにテールゲートスポイラー、そしてリアディフューザーという内容にて構成されています。※カイエンそしてカイエンクーペとでは若干エアロパーツのデザインが異なる
テックアートによれば、これらのパーツについて「外観の印象が向上するのみではなく、実際に空力バランスが改善しハンドリングも「より優れた」ものになる、とのこと(ただしそれを示す数値は示されていない)。
このほかテックアートはホイール、そして独自に開発されたスポーツエキゾーストシステムもリリースしており、「パフォーマンスキット」と組み合わせることで+70馬力を獲得できるのだそう。
現時点でこれらエアロパーツ含むチューニングプログラムの費用についてはアナウンスされておらず、追ってなんらかのアナウンスがなされるものと思われます。
なお、近年ではカスタムカー(コンプリートカー)の人気も低くなく、マンソリーやノビテック、ブラバスなどの人気が再燃しており、しかしこれらに比較するとテックアートはややプレゼンスが弱いように思います。
その理由は定かではないものの、現代では「自分のクルマに手を入れる」人は思いっきり見た目を変えたいと考えている可能性が高く、そんな中で「質実剛健で過剰な演出を控えた」テックアートはいまひとつ目立ちにくいのかもしれません。
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参照:TechArt