
Image:SUZUKI
| スズキも「時代の流れ」に乗ることに |
20年ぶりのロゴ刷新
スズキが2003年以来となる新しい企業ロゴ(エンブレム)を発表。
長年親しまれた「S」のシルエットはそのままにデザインは大きく進化しており、この変更は環境への配慮、そして時代に合わせたブランド刷新の一環であるとアナウンスされています。
- クローム仕上げを廃止
- 輪郭を抑えたフラットな造形
- 高輝度シルバーを採用し、マットアルミのような質感に
デジタル時代への対応
ブランドアナリストによれば、シンプルな2Dロゴは「スマートフォンやSNSなど小さな画面での視認性に優れる」。
一方で「立体感を失った」と批判する声もあり、従来のエンブレムが持っていた“存在感”を惜しむファンも少なくはないようですが、いくつかのブランドのように「完全フラット」ではないのがスズキ流。
他メーカーも同じ流れ
スズキだけでなく、近年は多くの自動車メーカーが同様のフラットロゴへ移行しており、VW、アウディ、日産、マツダ、BMW、ミニ、ボルボ、起亜、ルノー、プジョー、アストンマーティン、ベントレー、ジャガー、ランボルギーニなど、この数年で多くの自動車メーカーが「デジタル時代に対応した」ロゴを発表していますね。
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初採用はジャパン・モビリティショー2025
新エンブレムは、スズキの新しいブランドスローガン 「By Your Side」 の一環として採用されることとなりますが、形状比率は従来と同じため、既存のグリルやテールゲートにもスムーズに適用できるといい、多くの既存スズキユーザーがこの「新エンブレム」へと付け替えることとなりそうです。
- 2025年10月30日の ジャパン・モビリティショー で公開されるコンセプトカーに初搭載
- その後は既存車種を含め、順次グローバル展開予定
- 最も新しい車種はインド市場向けの Victoris SUV
スズキ社長・鈴木俊宏氏のコメント
「新しいエンブレムは、“お客様の立場に立ち、価値ある製品を生み出す”というスズキの理念を体現するとともに、新しい時代に挑戦していく決意を示すものです。スローガン『By Your Side』のもと、お客様と共に歩み、持続可能な未来の実現に貢献していきます。」
まとめ
スズキの新ロゴは、単なるデザイン変更ではなくブランドアイデンティティの進化を示すもの。
デジタル時代に適した表現と環境配慮を両立させ、次の時代に向けた姿勢を明確にしています。
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