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| MINIとポール・スミス、26年にわたる「英・英コラボ」最新作 |
ミニとポール・スミスとの関係は1998年から
MINIがポール・スミスとのコラボレーション「最新作」を発表。
MINIとポール・スミスの関係は、1998年に登場した「クラシックMINI ポール・スミス・エディション」から始まりますが、当時の車両は鮮やかなブルーとグレーのホイールが特徴でもあり、限定車として高い人気を誇ったことで知られます。
以降、2021年には“必要なもの以外すべて削ぎ落とした”MINI STRIP、2022年にはクラシックMINIをEV化したMINI Recharged by Paul Smithといったコラボレーションを継続。
そして2025年、ついに“新世代MINI”にそのDNAが移植されることとなったわけですね。
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新型MINIポール・スミス・エディションとは?
今回の「MINI Paul Smith Edition」は、3ドア/5ドア/コンバーチブルに設定される限定仕様。
エンジン仕様・電動仕様の両方に対応しており、MINIファミリーの多様性を象徴する構成となっています(ただしJohn Cooper Worksは除外)。
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“ブリティッシュ・ツイスト”な外装デザイン
ポール・スミス流の美学はシンプルでありながら遊び心に満ちており、ボディカラーは3種類が設定され、いずれも英国の伝統色を現代的に再解釈したものとなっています。
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- Statement Grey:1959年のオースチン・セブンを想起させるグレー。
- Inspired White:クラシックMINIの“ベージュ”に現代的なアレンジを加えたホワイト。
- Midnight Black Metallic:エレガントなブラックで引き締め効果を発揮。
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さらに、ポール・スミスの故郷ノッティンガムにちなんだ「Nottingham Green」がアクセントとして採用され、サイドミラー、フロントグリル、ホイールキャップ、さらにはルーフにまで使用されることに。
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ルーフは2種類あり、ひとつはJet Blackのマット/グロスを組み合わせたストライプ仕様、もうひとつはノッティンガムグリーン(Nottingham Green)上にシグネチャーストライプ(Signature Stripe)を描いた仕様。
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いずれも“クラシック+モダン”というMINIとポール・スミスの共通理念を象徴していますが、これまでのモデルに比較するとシグニチャーストライプ(マルチストライプ)はちょっと控えめ。
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インテリアも英国仕立て。遊び心あるディテール
キャビンは“英国の上質さ”と“遊び心”のバランスを重視。
ダッシュボードとドアパネルにはブラックのニット素材を採用し、そこにポール・スミス特有のトーン・オン・トーン・ストライプがデザインされています。
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シートは「Nightshade Blue」のVescin素材で仕立てられ、ステアリングのステッチにはポール・スミスのSignature Stripeカラーが施されることに。
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また、ドアを開けると足元には「Hello」プロジェクションライトが投影され、ドアシルには“Every day is a new beginning”の文字。
さらにフロアマットには手描きの「うさぎ」グラフィックという、まさにポール・スミス流のウィットが散りばめられた仕様を持っています。
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クラシックを現代に再構築──MINIの原点回帰?
2021年の「MINI STRIP」では“必要なもの以外をすべて削ぐ”というコンセプトを掲げたポール・スミス。
今回もその哲学は生きており、「デザインとは本質を際立たせるもの」という信念が新しいMINIの形に落とし込まれているかのよう。
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このモデルは単なる限定仕様ではなく、クラシックMINIの思想を今の時代にどう生かすかというMINI自身への問いかけでもある、ともいえそうですね。
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限定バッグコレクションも登場
この特別仕様車の発表に合わせ、ポール・スミスからもMINIをモチーフとしたバッグコレクションが登場し、車内の素材や色使いをモチーフにしたアイテムがラインアップされることでファッションとカーライフを橋渡しする象徴的プロジェクトとなっているのも見逃せない点。
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まとめ:ファッションブランドのようなMINI
「MINI Paul Smith Edition」は、もはや“クルマ”というより“スタイル”そのもの。
かつてのMINIが“人々のためのデザイン”であったように、このモデルも“日常の中の喜び”を提案する存在だと考えてよく、MINIとポール・スミス──英国デザイン界を代表する2者の出会いが「再びクラシックにして新しいMINI」を生み出したと言える特別仕様車に仕上がっています。
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