>テスラ(TESLA)

【まさかの結果】テスラが「最も避けたいEVブランド」に急浮上、EVオーナーの4割超が「購入したくない」。イーロン・マスク氏のテスラに対する影響力とは

2025/11/20

テスラ

| 最近は話題になることが減り、その悪影響は「なりを潜めた」と考えていたが |

それでもやはり「政治」を意識させたことは多くの人の反感を買ったようだ

電気自動車(EV)市場のパイオニアであるテスラ。

最新のグローバルな調査にて「最も避けたいEVブランド」のトップに立たされるという衝撃的な結果が判明しており、驚くべきことに、調査対象となったEVオーナーの41%がテスラを「(購入時に)避けている」と回答しています。

この異例のブランド敬遠の背景には、CEOであるイーロン・マスク氏の絶え間ない政治的論争やSNS上での行動が深く関わっていると見られていて、航続距離や充電速度といった性能指標だけでは測れない、現代の電気自動車購入における「政治的・個人的なブランドイメージ」の影響力の高まりについて解説します。

L1014790

パイオニアでありながら敬遠される理由:マスクCEOの代償

Global EV Allianceが30カ国、26,000人以上のEVオーナーを対象に行った大規模な調査は、EV購入の意思決定が、環境や経済性から「政治的要素」へとシフトしている現実を浮き彫りにしています。

なお、後述のように、EVオーナーは「環境に対する意識」がガソリン車オーナーよりも高い可能性が考えられ、そういった性質が(ガソリン車オーナー以上に)政治に対する敏感な反応をもたらしている可能性が多分にあるように思えます。

テスラ
イェール大学研究結果:「イーロン・マスクの政治的発言」がテスラの販売に及ぼした効果がはじめて数値で示される。その影響は販売83%減、ライバルの販売20%増

| 「マスク効果」がテスラの販売に直撃? イェール大学が経済的損失を数値化 | これまでにもさんざん「イーロン・マスクCEOのネガティブ効果」が報じられていたが かつては「誰もが支持する天才的イノベー ...

続きを見る

L1014760

1. テスラ回避率は驚異の41%

EV市場を創造した企業であるにもかかわらず、テスラが41%という圧倒的な回避率で「最も避けたいブランド」のトップに立ち、その概要は以下の通り。

  • 地域差: 自国である米国、そしてEV先進国のノルウェー、ドイツ、英国、オーストラリアなどでは、テスラ回避率が45%以上と特に高い水準を示す
  • 例外: インド(2%)、ハンガリー(6%)など、新興国や一部の市場では回避率が低く、価格や入手のしやすさが政治的感情を上回っている可能性がある

2. オーナー視点:クルマとCEOとを切り離せないジレンマ

調査では具体的な回避理由を明確にしていませんが、その原因がイーロン・マスクCEOの論争的な振る舞いにあることは想像に難くありません。

近年のマスク氏は、SNSでの過激な発言や政治的な立場をめぐる行動が、たびたび世論の大きな批判を浴びています。

「テスラ車を運転していると、まるで自分がファシスト(権威主義者)に見られる」

L1015815

実際のところ、マスク氏の振る舞いによって自身が(イーロン・マスク氏と同様の思想を持っていると)誤解されることを嫌がり、訴訟を起こす元オーナーがいるとも報じられたことがあり、ブランドイメージとCEOの行動が強く結びついてしまっていることもわかります(同様に、トヨタと豊田章男会長も不可分だと考えられる)。

【炎上覚悟のパフォーマンス】AI生成を疑うレベル。豊田章男会長が「トランプ支持」ファッションでイベントに登場、自動車業界に衝撃が走る
【炎上覚悟のパフォーマンス】AI生成を疑うレベル。豊田章男会長が「トランプ支持」ファッションでイベントに登場、自動車業界に衝撃が走る

Image:@USAmbJapan(X) | さすがは豊田章男会長、やることが違う | 米国への「100億ドル投資」発表直後におこなわれた異例の行動の真意とは メディアやテクノロジー企業が「政治的な波 ...

続きを見る

多くのEVオーナーは、自身の購入が環境意識や革新性を反映していると見られたいと考えているはずで、しかしイーロン・マスクCEOの行動がブランドイメージに影を落とすことにより、「クルマは好きだが、テスラから連想される政治的・社会的なイメージは避けたい」というジレンマが敬遠行動に繋がっているのかもしれません。

L1015806

3. 「生産国」の回避も増加

今回の調査では、そのブランドイメージ以外にも生産国を理由に購入を回避する傾向も確認され・・・。

項目回避率備考
中国製EV12%政治的な対立が背景。特にリトアニアでは43%と高い。
米国製EV5%

中国製EVは発展途上国では価格の安さから受け入れられていますが、全体として「どこで、誰が、どのような考えでクルマを作っているか」が購入の重要な判断基準になりつつあることもわかり、中国が今後世界中でEVを販売しようと考えるならば、その政治的なイメージにも注意を払う必要があるのかもしれません。

性能時代から「思想時代」へ:自動車メーカーへの警告

今回の調査結果は、自動車メーカー全体に対する強力な警告メッセージとなっており、EVが普及し、航続距離や充電速度の性能差が縮まるにつれ、顧客の選択基準は「誰が」そのブランドを率いているか、「どのような価値観」を持っているか、という非性能的な要素に大きく左右される時代に突入したことを示しています。

L1014747
  • パブリックイメージの管理: 自動車メーカーは、もはや製品の品質だけでなく、CEOや経営層のSNS活動、政治的発言、社会貢献活動など、ブランドイメージに対して細心の注意を払う必要がある
  • 価値観の購買: 特に環境意識の高いEVオーナー層は、企業や経営者の倫理観や政治的立場を、自身が消費する製品を通じて「支持する価値」と見なす傾向が強いものと思われる

テスラが今後も市場で優位性を保つためには、高性能な車を作り続けるだけでなく、CEOの行動とブランドイメージとの間に線を引くか、あるいはイーロン・マスク氏が市場の共感を得られるようなパブリックイメージを構築していくことが不可欠な課題となり、しかし同氏の性格上、それは「叶わぬ夢」なのかもしれませんね。

あわせて読みたい、テスラ関連投稿

テスラ
イーロン・マスク、「トランプ政権を離脱する」と明言。トランプ大統領への批判を述べて政権との決別を示し、今後はテスラの経営に専念か

| ただしここから現在の悪評を覆すこと、中国製EVからシェアを奪還することは用意ではない | 頼みの綱は「ロボタクシー」そして「テスラボット」か さて、テスラCEO、イーロン・マスク氏が「トランプ政権 ...

続きを見る

テスラ
【2025年最新調査】テスラとイーロン・マスクに対する米国世論が悪化?好感度低下の理由とは

近年、世界的なEV(電気自動車)メーカーとして注目されてきたTesla(テスラ)と、そのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)ですが、米国内での人気が明らかに低下しているという調査結果が( ...

続きを見る

テスラ
お膝元のアメリカでもテスラに対する心情が悪化。「テスラを買わない」「イーロン・マスクに対し悪感情を持つ」人々が増加

| イーロン・マスクに対するネガティブなイメージが強まると同時にテスラに対するマイナス感情も高まってゆく | この状況はイーロン・マスクにとっても「予想外」であっただろう さて、様々な問題が報じられる ...

続きを見る

テスラ
テスラがさらにトランプ政権へと1億ドルを寄付との報道。イーロン・マスクの「政治家ごっこ」への反発が加速するのは必至、現時点ではこんな「抗議」も

| この流れは「良くない」ように思えるが、テスラはこれまでに何度も「雨降って地固まる」を実践している | よってぼくは今の状況についても楽観視を貫いている さて、テスラCEO、イーロン・マスク氏とドナ ...

続きを見る

参照:CARSCOOPS

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->テスラ(TESLA)
-, , , , , ,