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爆音とワイドボディ。ノビテックがランボルギーニ ウルス SEを極限まで過激化:ボディキットと轟音エキゾーストシステムをリリース【動画】

爆音とワイドボディ。ノビテックがランボルギーニ ウルス SEを極限まで過激化:ボディキットと轟音エキゾーストシステムをリリース

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| 【破壊的】ノビテックがウルスSEを魔改造。ワイドボディ「Esteso」キットと咆哮するV8サウンドでSUVの常識をブチ破る |

やはりノビテックは「そのあたりのチューナーとは違う」味を出してくる

ランボルギーニ ウルス SEは標準状態でも800馬力を誇るハイブリッド・スーパーSUVですが、ドイツの高性能車チューナーであるノビテック(Novitec)がそのそのルックスとサウンドを「野獣」へと変貌させるチューニングプログラムを公開。

今回ノビテックが発表したウルス SE向けワイドボディキット「Esteso(エステソ)」につき、カーボンファイバー製パーツによってボディ幅を極限まで拡張し、まるでレーシングカーのようなアグレッシブな外観を実現したことがまず「1つ目の特徴」。

さらに注目すべきは、ツインターボV8ハイブリッドのサウンドを劇的に高める高性能エキゾーストシステムが追加されていることで、このカスタムは、ウルスの持つラグジュアリーSUVという側面を捨て、「史上最も過激で、最も騒々しいストリートモンスター」へと進化させる”驚きと熱狂に満ちた内容”であるといえるのかもしれません。

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カーボンとサウンドの融合

そこで詳細を見てみると、ノビテックはランボルギーニ ウルス SE向けとして、カーボンファイバーを多用した新しい「Esteso(エステソ:拡張の意)」ワイドボディキットと高性能エキゾーストシステムを同時に発表。

このキットは、単なるドレスアップではなく、ウルスの視覚的な迫力と聴覚的な興奮を最大限に高めることを目的としていますが、このカスタムによってウルス SEの持つ高性能なハイブリッドパワートレインの潜在能力がさらに引き出される形となるわけですね。

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ウルス SEの標準パワートレイン・スペック

項目詳細
エンジン4.0リッター ツインターボ V8
エンジン単体出力612 hp (603 PS) / 800 Nm
電動パワートレイン出力189 hp (192 PS) / 483 Nm
システム総合出力789 hp (800 PS) / 950 Nm
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Estesoワイドボディとブルータル・サウンドの全貌

デザイン:ワイドフェンダーと機能的エアロ

ノビテックのEstesoワイドボディキットは、その名の通り「拡張」を意味し、ウルス SEのボディを左右に大きく広げます。

  • フロントセクション:
    • 拡張されたフロントリップと、一体感のあるワイドフェンダーが組み込まれる
    • 機能的なエアベントを備えた新しいカーボンファイバー製ボンネットが採用され、視覚的な迫力と冷却性能を向上させる
  • ホイール:
    • 足元には23インチのNL6センターロックホイールを装着し、ワイドなボディに負けない大迫力のスタイルを確立
  • リアセクション:
    • 再設計されたリアバンパーには大型のインテグレーテッド・ディフューザーを内蔵
    • リアのダウンフォースを稼ぐためカーボン製のルーフスポイラーに加え、追加のリップスポイラーも装備される
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聴覚を揺さぶる高性能エキゾーストシステム

このカスタムの最も注目すべき点は、ノビテックが手掛けた高性能エキゾーストシステムであることは間違いなく、ノビテックによれば「標準のV8ハイブリッドのサウンドを、荒々しく(Brutal)かつ官能的に増幅させる」。

  • スポーツキャタライザー: フロントにはスポーツキャタライザーを配置し、排気効率を高めつつも規制をクリア
  • Xパイプ: 中央部にXパイプを組み込むことで排気ガスの脈動を均等化し、V8特有のメリハリの効いたサウンドを生み出す
  • スポーツリアマフラー: スポーツリアマフラーがツインターボV8エンジンの音質を根本的に向上させ、アグレッシブな咆哮を響かせる

なお、今回ノビテックは「パワーアップ」について言及しておらず、このエキゾーストシステムは出力向上よりも「音響性能の向上」を目指したものである可能性が大。

というのも複雑な制御を行うハイブリッドスポーツにおいて、ガソリンエンジンの出力を変更することは「システム全体のバランスを失う」ことに繋がり、すなわち「即トラブル」の可能性も否定できないから。

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結論:ウルス SEは「ただのSUV」ではない

いずれにせよ、ノビテックによるランボルギーニ ウルス SE Estesoは、単なるハイブリッドSUVのカスタムの枠を超えた存在であることは間違いなく、このクルマは「環境性能と音響的な快感や視覚的な迫力は両立できる」という、ノビテックとランボルギーニの共通の哲学を体現する存在なのかもしれません。

しかしながら「自動車メーカー」としては様々な成約があって実現できないことも少なくはなく、しかしノビテックがかわりにそれを行っていると解釈することもでき、近年の「自動車メーカーとチューナー」との関係は以前とは少し変わり、「お互いを補完する」ものへと変化しつつあるという「印象も。

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実際のところ、多くの高性能車ファンは、電動化が進む時代でも「内燃機関の発する轟音」を求め続けているという事実は否定できず、ノビテックは、この高性能エキゾーストによって、ハイブリッドでもV8サウンドの熱狂は維持されるという新しい提案を行っているのだとも考えられます。

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参照:NOVITEC

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