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日産アリアを買おうと思う。ただし新車購入は「自殺行為」に近いので中古車狙い、グレードは「B9 e-4ORCE」一択か

日産アリアを買おうと思う。ただし新車購入は「自殺行為」に近いので中古車狙い、グレードは「B9 e-4ORCE」一択か

Image:NISSAN

| 日産アリアを路上で見かけるとその存在感に圧倒されることも |

その「クラスレス感」がアリアの持ち味である

さて、ここ最近ぼくが購入を考えているクルマが「日産アリア」。

日産アリア(ARIYA)は、2022年に登場した日産初のクロスオーバーEV(電気自動車)で、ラウンジのような高級感のあるインテリアと、最新の電動化技術が融合した日産のフラッグシップモデルという位置づけです。

日産

ボクはEVにポジティブである

ちなみにぼくは電動化車両に対して抵抗はなく、むしろ「普段乗るならEVのほうがいい」と考えているほど。

実際に4年ほどEV(BMW i3)を乗っていますが、その際の不満はほぼ「一回の満充電あたりの航続距離」のみ。※売却時の値下がりは大きな問題ではあるが、それはまた別の問題

NISSAN-ARIA (2)

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そして「なんかEVでも買うか」と考えたとき、真っ先に選択肢として考えられるのがこの日産アリアというわけですが、アリアを候補に挙げるのは「クラスレス感が強い」からで、一見するとそのポジションがわからないため。

奇妙な理由ではあるものの、ぼくはヒエラルキーに属しないクルマが好きなので、「上下」では語ることができないクルマとしてアリアを捉えている、ということになります。

日産アリアのグレードとスペック

まず、日産アリアのグレードにつき、主にバッテリー容量(B6 / B9)と駆動方式(2WD / 4WD)の組み合わせによって構成されています。

グレードバッテリー駆動方式航続距離 (WLTC)価格(税込)
B666kWh2WD (FF)470km約659万円〜
B6 e-4ORCE66kWh4WD460km約719万円〜
B991kWh2WD (FF)640km約738万円〜
B9 e-4ORCE91kWh4WD610km約798万円〜
NISMO66/91kWh4WD414〜504km約842万円〜
NISSAN-ARIA (4)

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主な特徴

  • e-4ORCE(イーフォース): 前後2つのモーターで4輪を緻密に制御する独自の4WD技術。加速性能だけでなく、コーナリングの安定性や、減速時の揺れ(前後の沈み込み)を抑えて「車酔い」しにくい快適な乗り心地を実現する
  • 先進の運転支援: 「プロパイロット 2.0」を搭載したモデルでは、高速道路でのハンズオフ(手放し)運転が可能
  • ラウンジのような内装: 床面が完全にフラットで、助手席との間を移動できるほど広々。センターコンソールが電動で前後スライドしたり、木目調パネルに浮かび上がる「静電容量スイッチ」が採用されたりと、モダンな設計も
  • 高い走行性能: 上位モデル(B9 e-4ORCE)はシステム出力395PSを発揮し、0-100km/h加速は約5.1秒とスポーツカー並みの加速性能を実現

ただし新車では絶対に買えない

ただ、アリアの購入を検討しているといえど、「新車では絶対に買えない」とも考えていて、それは「EVは売るときにとんでもなく値下がりするであろうから」。

NISSAN-ARIA (5)

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これは日産リーフのような実用車、メルセデス・ベンツEQE / EQS、そしてポルシェ・タイカンのような高級EVにまで共通する傾向で、そのためアリアを新車で購入するのは「(新車で購入した人には恐縮ですが)お金を捨てるに近い」行為だとも考えているわけですね。

よって中古での購入しか考えていないというのが実情で、ざっとカーセンサーを見てみると、グレード別の販売価格(最安)は以下のような感じです。

グレード中古価格駆動方式航続距離 (WLTC)価格(税込)
B6308万円~2WD (FF)470km約659万円〜
B6 e-4ORCE450万円~4WD460km約719万円〜
B9481万円~2WD (FF)640km約738万円〜
B9 e-4ORCE488万円~4WD610km約798万円〜

これを見るに「意外と(新車価格から)下がってないな」という印象ではあるものの、ガソリンエンジンを積むSUVに比較すると大きく下がっていることも間違いはなく、やはりEVは「中古だとお買い得」なのかもしれません。

NISSAN-ARIA (6)

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なお、「たとえ安く買っても」売るときには更に安くなるのがEVで、しかしメルセデス・ベンツのEVラインアップ(EQ)の動きを見る限りでは「SUVボディのほうがまだ高い相場を維持している」ため、アリアの場合、しばらく乗って売却するとしても「(ここからは)そこまで下がらない」のかもしれません。

市場に出回っている個体数が多くない(カーセンサーだと121台)こと、そしてまだ納車開始から日が浅いことを考慮すると今後大きく値が動く可能性もありますが、グレード別に見ると「B6」が最もお買い得。

ただし売却時のことを考慮するならば「4WD」のほうが有利だと思われるため、「割安」そして「航続距離の長さ」「市場性」を考えるならば、B9 e-4ORCEが最良の選択肢かもしれませんね。

NISSAN-NISMO (11)

Image:NISSAN

アリア買うならこのボディカラー

ボディカラーについては「強いこだわり」はないものの、ダーク系のほうがアリアのボディラインやディティールにマッチしていると考えていて、「ディープクリムゾン/ミッドナイトブラック」、「ミッドナイトブラック」「ミッドナイトパープル」「ダークメタルグレー」あたりが候補になりそう。

ちなみにぼくはアリアの実車を近くで見たことがなく、よって近い内に実車をチェックしてこようと思います。

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Image:NISSAN

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