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| トヨタ幹部が漏らした「完全電動ランクル」謎のテストカーと進化の真相 |
電動版ランドクルーザーはラダーフレームを捨てる?
世界中のオフローダーから絶大な信頼を集めるトヨタ「ランドクルーザー」ファミリーに大きな歴史の転換点が訪れようとしている、というのが今回のニュース。
トヨタ・ヨーロッパでマーケティングおよびプロダクト戦略のトップを務めるアンドレア・カルッチ(Andrea Carlucci)氏が、自身のFacebookに一振りの波紋を投じる画像を投稿し、さらにそれら投稿を「即削除」したことが話題となっています。※本記事に使用しているのはランドクルーザーSeコンセプトの公式フォト
投稿された画像には、現行の「ランドクルーザー300 GR SPORT」の隣に並ぶ「厳重にカモフラージュされた謎のSUVテストカー」写っており、キャプションには「THE Legend evolves …#Land Cruiser #Tahara What a team !!(伝説は進化する…)」と添えられており、愛知県にあるトヨタ田原工場でランクルファミリーの新たな開発テストが行われていることを示しています。
この記事の要点(30秒でわかるサマリー)
- トヨタ幹部がSNSに投稿:トヨタ・ヨーロッパのマーケティング責任者がランクル300 GR SPORTの隣に並ぶ謎の「カモフラージュ車」画像を公開。
- 「Land Cruiser Se」の市販版か:2023年のジャパンモビリティショーで話題を呼んだ、ランクル史上初の「フルEV&モノコックボディ」コンセプトの市販化テスト車である可能性が急浮上。
- 撮影場所は聖地「田原工場」:ハッシュタグ「#Tahara」が示す通り、ランクル300や250、レクサスGXを生産する愛知県の田原工場で開発テストが実施されている模様。
- 都市型EVと本格オフローダーの棲み分け:オンロードでの上質な乗り心地と静粛性を追求しつつ、電動4輪独立制御でランクルらしい悪路走破性も維持する「新しいランクルの形」。

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伝統の進化か、それとも革新か?田原工場で捉えられた謎のプロトタイプ
今回捉えられたプロトタイプは、フロントグリルやヘッドライト周りにダミーのカットアウトが施されているものの、そのシルエットは2023年の「ジャパンモビリティショー」で世界初公開された「Land Cruiser Se(ランドクルーザー エスイー)」の市販型であることを強く予感させるもので・・・。
1. デザインとボディサイズの特徴
- フロントマスク:横基調の薄型ヘッドライトやバンパー下部の形状は「Land Cruiser Se」と高い親和性を示している
- 低め設定の最低地上高:本格オフローダーであるランクル300と比べると車高や最低地上高がわずかに低く設定されており、オンロードでの操縦安定性やエアロダイナミクスを意識したスタンスに(あるいはバッテリーをフロアに敷き詰めている関係か)
- センチュリーSUV風の足回り:テストカーには最高級SUV「センチュリー」を彷彿とさせる大径マルチスポークアルミホイールが装着されており、テスト段階から上質な走行性能が追求されていることが窺える
2. 「Land Cruiser Se」コンセプト主要スペック表
| 項目 | コンセプトモデル数値(参考) |
| 全長 | 5,150 mm |
| 全幅 | 1,990 mm |
| 全全高 | 1,705 mm |
| ホイールベース | 3,050 mm |
| 乗車定員 | 3列・7名 |
| 構造 | モノコックボディ(乗用車系構造) |
| パワートレイン | ピュアEV(BEV)※レンジエクステンダー(発電用エンジン搭載)の噂も |
| 予想最高出力 | 約550 ps級(前後デュアルモーター2モーター4WD) |
| 予想航続距離 | 最大650 km前後 |

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モノコック採用で生まれる「新しいランクルの価値」
ラダーフレーム非採用によるメリットと懸念
これまで歴代のランドクルーザー(70、250、300)は、厳しい悪路や荷重に耐え抜くために堅牢な「ラダーフレーム(梯子型フレーム)」を頑なに守り続けてきましたが、この電動ランクルは乗用車に近い「モノコック構造(乗用車一体型構造)」を採用するものと見られています。
- メリット:圧倒的な静粛性、低重心化による高いオンロードの操縦安定性、広大な室内空間の確保(3列7人乗りのゆとり)
- トレードオフ:過酷な極限環境での牽引力やフレーム自体の絶対的な堅牢性ではラダーフレーム勢に譲るものの、街乗りや高速巡航での快適性は格段に向上
「ソフトローダー」にとどまらない電動4WD技術
モノコック化されたからといって、単なる「街乗りSUV(ソフトローダー)」で終わらないのがトヨタのこだわりで、前後に配置された電動モーターによる高精度な独立トルク制御システムを採用することによって滑りやすい路面や悪路でも電子制御で最適な駆動力を配分することが予想され、静かでありながら「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」ランクルのDNAを電動化時代に合わせてアップデートしています。
なお、エレクトリックモーターはガソリンエンジンに比較すると「トルクが強く、緻密な制御が可能」なため、オフローダーにとの相性が非常にいい、とも言われていますね。
ラインナップの棲み分け
現在、トヨタはアジア市場向けにコンパクトな「ランクルFJ」を準備しているほか、ヘビーデューティーな「70シリーズ」、中核の「250シリーズ」、頂点に君臨する「300シリーズ」を展開しています。
ここにラグジュアリー&静粛性を極めた「Se(フルEVモデル)」が加わることで、泥臭い悪路走破性を求める層から、都市部でプレミアムな乗り心地と環境性能を求める層まで、完全に網羅するマルチパスウェイ戦略が完成することになり、さらにはこれをレクサスブランドへと転用することで「盤石の」ラインアップを構築することが可能に。

「レンジエクステンダー」追加の可能性と次世代プラットフォーム
今回のスパイショットで興味深いポイントとして、フロントバンパー中央に冷却用の空気取り入れ口(吸気口)が確認できる点が挙げられ、ピュアEVであればフロントを完全に密閉した「グリルレス構造」にするのがトレンドですが、この空気取り入れ口の存在は以下の可能性を示唆しています。
- 大出力モーターおよびバッテリーの冷却用
- 発電用小排気量エンジンを搭載した「レンジエクステンダー(PHEV的アプローチ)」のテスト
上述の通り、エレクトリックモーターはオフローダーとの相性がいいものの、「荒野でバッテリーが切れるとどうしようもない」という致命的な一面も持っており、充電インフラが未発達な地域でも長距離移動をこなす必要があるランクルの性質上、バッテリーが消耗してもエンジンで発電し走り続けられる「レンジエクステンダーEV」としての登場も十分に考えられます。
H結論
トヨタが田原工場で極秘に進めるこのプロトタイプは、70年以上の歴史を持つランドクルーザーが電動化という新しい時代へ足を踏み入れた決定的な証拠とも言えるもの。
「ラダーフレームを持たないランクル」に対しては伝統的なファンからの賛否両論が予想されますが、EVならではの静粛性・加速性能と、3列シートの上質な室内環境、そして最新の電動4WD制御が融合したモデルは、これまでにない新しい高級電動SUVの基準を打ち立てることになるのかもしれません。
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