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自分の考える、勝手な自動車メーカーのイメージについて(輸入車編)

2016/03/17

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さて、日本車編につづいて、ぼくが勝手に考えている自動車メーカーおよび車の印象「輸入車編」。※国産車編はこちら


メルセデス・ベンツ

とにかく真面目なクルマづくり。
スイッチのタッチまで真面目。
ブランドイメージが最高レベルに高い。
デザインテイストが世代によって大きく変わる。
けっこう時代の変化には柔軟に対処する。
乗り味が硬い。
ノルマがきついのか新古車が多く、買うなら中古車。新車で買うと売却時にけっこう苦労する(とくにセダン)。
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アウディ
チリの小ささ、ライトの「光り方」など自動車の性能以外の部分で勝負するという新しい戦法を見せたメーカー。
当初は他メーカーも冷ややかであったが、現在ではそれが主流となる。
LEDやレーザーなどライトには異常にこだわる。
人事異動が多く、失敗した人間は容赦なく更迭するドライな企業。
資金力が豊富で色々なことにチャレンジする(電気、水素、ガスなど)。
車の出来が非常によく、品質も高い。
価格、パワー、車格、デザイン等総合すると非常にコストパフォーマンスが良い。
下取りがキツいので新車を買うと後で困る(とくにセダン)。

VW
一台あたりの利益が非常に小さいことで分かる通り、消費者にとっては「お買い得」。
とくにゴルフは反則といえるほどのコストパフォーマンスを持つ(内外装の作り、装備、走り、燃費、スイッチ類のタッチなどすべての面で)。
目に見える部分、手に触れる部分にはお金がかかっている。
ステアリングホイールはポルシェでも標準で採用しないスムースレザーを使用。
ただしブランドイメージは高くなく、売るときは二束三文になる。
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BMW
よく壊れる。
テクノロジー大好きだがイマイチそのテクノロジーを制御出来ない。
スピンした時の車両制御が難しく、姿勢を崩すと相当に苦労する。
スポーツカーを求める人のツボを心得ており、足回りの硬さやサウンドでの刺激を強めており、「ちょっと乗っただけ」ではかなり良い車に思える。
重量配分の改善のためにウエイトを仕込んだり、サウンド改善のためにエンジン音をスピーカーを通じ車内に流すなど、安易な改善策を取ることがある(油断できない)。
販売方法にちょっと問題があるようで、新型はあまり値段を引かないものの、モデル末期になると異常な値引きを行い、そのため中古価格が大きく崩れて既存オーナーにかかる負担が大きい。

ポルシェ
走り以外のことを近年まで考えていなかったので、内装はここ数年前まで日本のコンパクトカーレベルだった。
ウインカーレバーのタッチなどは軽自動車以下。
内装のたてつけがイマイチで、よくきしみ音が出る。
ただしエンジンやシャシー、トランスミッション、サスペンションには異常にお金がかかっている。
見える部分や手に触れる部分は普通の車だが、リフトアップして下から見ると機械式高級腕時計のようにお金がかかった車。
あまりに乗りやすいのでBMWとは逆に刺激がなく、試乗しただけだと「普通の車」に思える。
しかしその乗りやすさが時速250位上でも継続するという異次元の車。
メルセデス・ベンツ、BMWでも速度リミッター(250キロ)があるが、ポルシェにはそれが無い。
壊れない。
維持費も安い。


ジャガー/ランドローバー

タタに買収され、その「ブランド」バリューをコアに据えたビジネスにスイッチ。
まさに「ビジネス」を考えた展開を行い、コストを意識した車を造りを行う。
それぞれの国の事情にあわせて展開を行い、現地生産なども柔軟に行う。
(良い意味で)お金儲けが上手。
イヴォークは最たる例で、中身は普通、しか見た目にお金をかけてセレブや新興国の顧客を獲得(車の中身はどうでもいい、格好良い車に乗りたいという人が実際は多かった)。
しかし儲けたお金を設備投資に回し、今まではOEMを受けていたエンジン、トランスミッション、ドライブトレーンを自社で開発。
EVに関しても自社で開発を行うなど、稼いだお金を有効に使い、未来につなげている。
経営の見本のような優れた会社。
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アストンマーティン
なかなか経営が安定しない。
しかし資金集めやプロモーションに優れており、小規模な独立系自動車メーカーとしては優れた運営を行っていると言って良い。
とくにプロモーションは秀逸。
車自体はライバルに優れる機能や装備、素材は持つものではないが、そのイメージや目に見える/手に触れる部分の品質の高さ、演出は他の追随を許さない。
微妙に壊れる。
売却価格が相当にキツい。


フェラーリ

ブランドバリューはトップクラス。
細部の品質はちょっと甘いかもしれない。
ランボルギーニに乗っていても憧れのブランドである。
ちょっとボディ剛性が弱い。
NAエンジンのレスポンス、ハンドリングはピカイチ。
内装が独特でセクシー。
乗り味に雑味がなく純粋。まさにレーシングカーを運転しているような気分になる。
音と振動がデカい。
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マクラーレン
死ぬほど速い。とにかく速い。
さすがF1コンストラクターだけあって車の構造も合理的。
この構造や素材でこの価格はバーゲン。
売却時にかなり苦労する。
意外と乗り心地が良い。
内装の立て付けが良い(きしみ音などが出ない)。
内装が質素。
とんでもなく曲がる。
とんでもなく停まる。
たぶん地上最速。
会社の経営元(というか大手株主)が不安定。現在はバーレーン政府が50%以上を掌握。

ランボルギーニ
ただただ外観がエクストリーム。
乗ると意外と普通。
ウラカンではクリープ、ブレーキアシスト、アイドリングストップまである。
意外と壊れない。
アウディの部品が多い。
パーツ同士のクリアランスが異常に小さい。
ちょっと弄ろうと思うとけっこう大変。
大排気量、ロングストローク型エンジンなのに高回転。
一瞬でエンジンが吹け切る。
売却価格はフェラーリに劣る。
知名度でもフェラーリに劣る。
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