ランボルギーニ・ウラカンのキーカバー制作が完了。
作っていただいたのはステアリングホイールの張替えを依頼したユアブランドさんです。
使用するレザーはステアリングホイールと同じレッド、グリーン、ホワイトのイタリアンカラー。
ワンオフでの製作ですが、キーを送ってそれに合う形で仕上げていただいています。
ランボルギーニ・ウラカンのキー本体部分は樹脂むき出しでちょっと味気ないところがあり、しかしフェラーリは美しい塗装仕上げ。
このあたりイタリアンとはいっても親会社がドイツのランボルギーニとの差が出ている部分かもしれません。
そのためにキー本体の塗装も同時進行で進めながら、キーの保護用にカバーも作成しようと考えてユアブランドさんに相談し、今回の制作と相成ったわけです。
ドアロックやフロントフードのオープナー(ボタン)が隠れてしまう形になるので操作時は毎回キーをケースから取り出す必要がありますが(もしくは慣れればブラインドで押せる)、そのくらいの手間は特にどうということもないと考えています。
現状では表面がスマートすぎるのでランボルギーニ・エンブレムを入手して表に貼ろうと考えていますが、他にもなにかできないかを思案中。
なおキーカバーのカラーはステアリングホイールのレザーと同じ。
こちらが依頼時にぼくが即席で描いたメモ。
無理を申し上げたためにけっこう手間をかけてしまうこととなりましたが、要望に応えてくれたユアブランドさんには感謝です。
以前より作成を依頼していたランボルギーニ・ウラカンのキーカバー作成状況。
ステアリングホイールの張り替えをお願いしたのと同様にユアブランドさんに依頼しており、ステアリングホイールのカラーと同じレザーを使用しています(画像はユアブランドさんより頂いた試作品)。
ランボルギーニ・ウラカンのキーはフェラーリに比べると非常に簡素で(ガヤルド時代からはずいぶん見栄えが良くなりましたが)車の価格帯に見合うとは言いがたく、また傷つき防止の観点からも何らかのカバー製作を考えていたわけですね。
なおキーが「アウディ」となっているのは、同じグループに属するという関係上、ウラカン(アヴェンタドールも)とアウディのキーは同じ形状を持っており、今回キーカバーの作成にあたってぼくが中古にて入手したものを型取り用として使用しているため。
手元にカバーが届いたら再度画像を公開したいと思います。
ランボルギーニ・ウラカンのキーはアウディに採用されるスマートキーと基本的な形状が同じです。
キーの上部の金属部分、そして「Lamborghini」文字がエンボス加工されていること、フロントフードをオープンさせるボタンのグラフィックがランボルギーニ車のシルエットっぽくなっていること(アウディの場合はセダンのような形状で、フロントではなくリアフードのオープナーとなっている)を除くと同一、と言えますね。
これはガヤルド時代も同様であり、基本構造は当時のVWアウディアウディと同じバタフライ構造のキーで、しかしキーの形状がガヤルド特有のものとなっていました。
このウラカンのキーはかなり高価で、落下させて傷をつけたり割ったりした時のことを考えると常々何かケースかカバーのようなものがあったほうが好ましいと考えており、色々と探していたところにアウディの純正品であるキーカバーを発見。
キー形状が同じならアウディ用とはいえランボルギーニのキーにも使用できるだろうということで購入したという成り行きです。
なおヤフオクに栃木レザーを使用したランボルギーニのキー(ウラカンとアヴェンタドールのキー形状は同じ)ケースが販売されていますが、16200円と高価であり、かつ栃木レザー特有の分厚さにちょっと馴染めずに他を探していたわけですね。
話は元に戻りますが、アウディ純正のキーカバー。
これは6000円位で色は黒、ステッチがシルバー(画像)とレッドがあります。
かつ、アウディのエンブレム(フォーリングス)刻印のものと「S」バッジが付いているものがありますが、今回ぼくが購入したのはフォーリングスの刻印があるもの。
この上からランボルギーニのエンブレムを貼り付けることを想定しているのでバッジがあると加工が厄介だと思ったためです。
そこでまずはキーカバーをキーに取り付け。
単に被せるだけですが、簡単に取れないようにかなりキツめですね。
そしてランボルギーニ・エンブレム。
アウディのフォーリングスは幅2センチあるので、これを超えるサイズのエンブレム(クレスト)でないとフォーリングスを隠せません(左右から微妙にフォーリングスがはみ出ている)。
ランボルギーニ純正のラペルピンは幅1.4センチなのでフォーリングスを隠すのは無理。
同じく純正のカフスだと十分にフォーリングスを隠せるので今回はこれを利用します。
もちろんカフスだと裏面にシャツに取り付ける際のピンのようなものがあるので、それはニッパーで切り取った後にヤスリがけして裏面を慣らしておきます。
その後は薄手の両面テープで貼り付けるだけですが、もし剥がれてくるようであればエポキシ系接着剤などでの固定を考えようと思います。
キーヘッドもシルバーですし、キーホルダーとして取り付けているスワロフスキーのスカルもシルバー部分があるので、ランボルギーニ・クレストもゴールドよりシルバーのほうが似合っているかもしれませんね。
ぼくのウラカンの内装におけるステッチは「コントラスト」を選んでいるので、黒い部分には白い糸でステッチがなされており、その部分とこのキーカバーはよく合っていると思います。
以外と多い、ぼくの皮革製組紐キーホルダーに関しての問い合わせ。
どうやって作っているのか、ちょっと紹介してみようと思います(画像はランボルギーニ・ウラカン用につくったキーホルダー)。
ぼくがキーホルダー用の「元」として使っているのはボッテガ・ヴェネタのブックマーク。
要は「しおり」で、もともとキーホルダーとして作られたものではありません。
神戸の三田プレミアムアウトレットに行くと比較的安く売っているのでこれを利用するわけですが、1本のしおりから3つほどキーホルダーを作れるので以外とコストパフォーマンスは高いと考えています。
ブラックやブルー、ホワイト、オレンジ、レッド、ブラウンなど様々なカラーがあるのも良いですね。
まずはこれを分解。
輪っかをつくっている部分に巻いてある革を丁寧に剥がします。
その後、作成するキーホルダーの形状やサイズにあわせてしおりの紐部分をカット。
再度輪っかをつくるわけですが、輪っかはキー(鍵)に通る方法によってもことなるので、ここでは単純に輪っかをつくる方法を紹介。
ただ単に組紐どうしを束ね、外れないように糸で縫って(組紐に糸を通し、その後に縛る)おきます。その後に接着剤(ぼくはエポキシ系を使用します)で固めておけば安心ですね。
その上から、最初に外した「巻いてある部分」を最初と同じように巻けばこれでオーケー。
ただ、これはただ単に巻いただけだと脱落するので、合成ゴム系の接着剤を使用するようにしています。
輪っかを大きく取るとこんな感じになり、キーなどのホールに通して使用することも可能。
なお「巻く部分」が無くなったり、最初にうまく剥がせなくても無問題。
東急ハンズなどに売っているレザーを購入してきてそれを帯状にカットして巻けば問題解決です。
この時、意図的に色を変えてみても良いですし、もちろん組紐同色でも構いません。
巻いた瞬間は革が新しく違和感がありますが、使用してゆくうちに(一番上の画像のように)馴染んできます。
※画像では説明用に軽く巻いているだけですが、実際は革を引っ張りながら巻くのでもっとフィットした形状になる
組紐についてもボッテガ・ヴェネタである必要はなく、ビームスやシップス、ユナイテッドアローズなどに行くと様々なカラフルな組紐がブレスレットやウォレットチェーンとして販売されており、それを使用しても良いかと思います。
こういった組紐を使用するメリットについては、キーに金属のリングを通さないのでキーが傷つなかないということ、内装がレザーの車の場合はその色に合わせたりとオシャレを楽しめるということ、などがありますね。
ほぼ手芸の領域ではありますが、色や長さ等様々な組み合わせを考えることができ、自由度も高いのでおすすめです。
なによりも既成品ではない、自分だけのものという満足感がありますし、せっかくの愛車なのでキーホルダーにもこだわりたいところ。
ちなみにぼくは車の性格に合わせてキーホルダーをつくることが多く、BMW i3用には「アルミとカーボン」を使用したキーホルダーを取り付けています。