ホンダが以前にレストアを開始した、「シリアルナンバー1」のホンダN600がついに完成。
1969年にアメリカへ輸入されたもので(残っていたのは奇跡に近いと思う)、レストアを担当したのはTim Mings氏と彼のチームとなり、ホンダのサポートを受けながらプロジェクトは進行。
要した期間は6ヶ月とのことですが、レストアというのは本当に根気の必要な作業だなあ、と思います。
なおレストアの様子はホンダのスペシャルコンテンツ、「serialone.com」でも確認可能。
https://www.youtube.com/watch?v=ETI5FGAUeos
ホンダがアメリカに輸入されたN600第一号のレストアを開始し、その様子を動画で公開しています。
この車両はシリアル「1」でまさに最初の個体ですね。
レストアを行うのはロサンゼルスを拠点に旧車の修理を行う専門家で(ホンダ600とマークの入ったTシャツを着ており、気合が感じられる)、これまで1000台以上の実績がある、とのこと。
該当車両はサビでボロボロですが、これを根気よくレストア。
この時期に現在の北米市場とは無縁の軽自動車のレストア記録をプロモーションとして公開する背景には「もしかするとS660を北米で販売する気かもしれない」という憶測が働きますが、以前にもS660を1000CCエンジンに換装して北米へ輸出という噂が出ていただけに、「もしかするともしかする」のでは、と考えてしまいます。
なおS600の当時のスペックは600CCのエンジンで35〜45馬力を発生し、重量は500キロ。
最高紫蘇気宇は130キロで0-100キロ加速は19秒。
なおエンジンはオールアルミ製でレブリミットは9000回転であり、この点現代の基準においてもハイスペックですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8Pe0XyiREVw