ランボルギーニが201台目のレースカーをラインオフ。
今回「レースカー」としているのは「ウラカンGT3」に加えて「ウラカン・スーパートロフェオ」となりますが、2015年の生産開始から2年足らずで200台ものレースカーを販売した、ということに。
201台目は「ウラカンGT3」となり、これは画像の通り普通の(公道バージョンの)ウラカンと同じラインで作られている、とのこと(すごいマッチョマンたちが自慢げに立っている)。
「(ロードカーの)ウラカン」と「ウラカンGT3」「ウラカン・スーパートロフェオ」が同じラインにて流れているということになりますが、それだけ市販車とレースカーとの間に相違が少ない、ということなのでしょうね(近日中に発表されるウラカン・ペルフォルマンテはロードカーよりもレースカーに近いと言われる)。
この生産方法だとレースカーも効率よく生産できるということになり、より多くのレースカーを世に送り出すことが可能に。
従来だとレースカーは手作りだったり、一旦出来上がった市販車をストリップする場合が多く、実際ガヤルド時代はいったん作った市販車に2000万円くらいの「オプション」としてスーパートロフェオ用のパーツに換装するという手法を採用していたので、けっこう画期的と言えるかもしれません。
↓こちらはウラカン・スーパートロフェオ。まだ市販車の面影が残っています。
なおレースカーを管理するのはランボルギーニのレース部門「スクアドラ・コルセ」で、これはウラカンのワンメイクレース「スーパートロフェオ」を欧州、アジア、北米で開催したり、若手ドライバー育成プログラムも推進中。
おそらくは今後更に存在感を増すものと思われます。
なおウラカン・スーパートロフェオとウラカンGT3はちょっとした差異があり、ウラカンGT3はFIAのレギュレーションに則った仕様となっていて、エアロパーツに相違も。
ウラカンGT3は60台が製造され、40台が既にレースに参加。
すでにタイトルは二回獲得しており、ポディウムに上がった回数は52回、優勝は18回、ポールポジションは22回という輝かしい戦績を残しています。
↓こちらはウラカンGT3。どうやっても公道走行はできない感じで、スーパートロフェオよりもアグレッシブ。