| レズバニはダッジ・チャレンジャー・デーモンのエンジンを「1000馬力化」した実績がある |
この新型ビーストが従来モデルのアップデート版なのかフルモデルチェンジ版なのかはわからない
レズバニが久々に新型車を発表
ここ最近あまり話題のなかったレズバニ(レズヴァニ)ですが、今回2023年モデルの「ビースト」を予告するティーザー画像を公開。
イランからアメリカへの移民であるフェリス・レズバニ氏によって創業されたレズバニは、まず2014年にアリエル・アトムをベースにした初代ビーストを発表し、その後には全く異なる路線のSUV、「タンク」を発表しています。
そして今回は「新型ビースト」の発表を予告することとなっていますが、この新型ビーストが従来モデルの改良版なのか、それとも全く新しい設計を持つフルモデルチェンジ版なのかは今のところ「ナゾ」。
ただし低くなったフロントフード、クローズドルーフ、大きくなったように見える車体など新しい要素も多く見られ、もしかすると「完全新設計」なのかもしれません。
新型ビーストは1000馬力超のハイパーカー
レズバニによれば、新型ビーストはカーボンファイバー製のボディと”エキゾチックなドア”を持ち、ミッドエンジンレイアウトのツインターボエンジンを採用したうえで”ドライバーに最適な座席位置を提供する"とアナウンスされています。
パワートレインについては「1000馬力以上を発生する」とだけコメントされ、ガソリンオンリーなのかハイブリッドなのかも現時点では不明です(レズバニは”タンク”にダッジ・チャレンジャー・デーモンのエンジンをチューンした1000馬力のパワーユニットを搭載しているので、こちらを採用するのかも)。
ただ、すでに予約が(250ドルのデポジットとともに)開始されており、正式発表は「夏までに」行われるようですね。
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レズバニ・ビーストはこんなクルマ
参考までに、こちらが現行の(アリエル・アトムをベースにした)レズバニ・ビースト。
搭載されるエンジンは主にホンダ製を使用し、これをスーパーチャージャーにて加給しています(ヘッドライト内部にはアキュラのジュエルアイを転用している)。
グレードにもよるものの500〜700馬力程度を発生し、車体は1,000kg前後、0−100km/h加速は3秒前後というスペックを誇りますが、そのぶん価格は2000万円前後と「安くはない」クルマです。
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なお、ビーストはこういった「横に閻く」通称サイドワインダードアを持つことが特徴で、ケーニグセグ然り、新興スポーツカーメーカーにとっては「ビジュアルに訴えかける」ことも重要である、という一つの例ですね。
ちなみに「タンク」は装甲車のようなルックスを持つSUVであり、非常に高い悪路走破性能、そしてオプションとはなるもののハイスペックな防弾性能を誇ります。
ビーストとタンクとでは共通性が無いようにも見えますが、量産車メーカーにはできないであろう特殊性やエキゾチックさ、突出した機能を持つことは一つの共通点であり、それこそがレズバニの存在意義なのかもしれません。
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参照:Rezvani