| ロボ・バンは正直「かなりいい」アイデアだと思う |
ツイッター買収撤回については大きな問題に発展する可能性がありそうだ
さて、先般よりTwitterを買収するとして話題になっていたイーロン・マスクCEOが「Twitter買収を撤回する」と正式にコメント。
ツイッター側もこれには異論があるようで、この問題は一筋縄では片付きそうにありませんが、このまま買収が流れたとすると、テスラの情報発信手段のメインであったツイッターとイーロン・マスクCEOとの関係がこじれ、(ツイッターでの)アカウントが凍結されたりするんじゃないかと思ったりするものの、そうなると他のユーザーが黙っているとは思えず、よって同氏のツイッターアカウントは問題なく存続し「これまで通り」となるのかもしれません。
同時にちょっと疑問に感じたりするのは、イーロン・マスクCEOが「ツイッターを買収する」と発表した際にツイッターアカウントを解約したイーロン・マスクCEOのライバルたち(ヘンリク・フィスカーなど)。
今更「えへへ。ツイッターアカウントまた新しく作りました。前の話はなかったことに」といって戻ってくるわけにもゆかず、その去就が注目されるところでもありますね。
テスラ「ツイッターは信用に足る相手ではない」
今回米国証券取引委員会に提出された書類によれば、イーロン・マスク側の言い分は「Twitterがその契約の複数の条項に重大な違反をしているため、合併契約を終了する」。
合併契約においては、Twitterがイーロン・マスク氏とそのアドバイザーに対し「取引の完了に関連する合理的なビジネス目的のために、イーロン・マスク氏が要求するすべてのデータと情報を提供すること」が求められており、とくにイーロン・マスク氏は"Twitterのプラットフォーム上の偽またはスパムアカウントの普及に関する独立した評価 "を求めていたものの、Twitterがこれを遵守せず、よってTwitterのビジネスと財務実績の基本となるこのデータがないために取引を成立させることは不可能である、というのがその言い分です。
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なお、イーロン・マスク氏は以前、「スパム/偽アカウントが実際にユーザーの5%未満であるという(Twitterの)計算を裏付ける詳細を請求中であり、回答がないために取引が保留になっている」とツイートしており、テスラ側の弁護士によると、この情報に対する要求は過去2ヶ月間に複数回行われたにもかかわらず、ツイッターからの回答は満足のゆくものではなかった、とのこと。
加えてイーロン・マスクCEOは2022年の財務モデル、予算、最新の計画または予算案、評価モデルの作業コピーなどさまざまな取締役会資料を要求したものの、ツイッターは「ゴールドマン・サックスの最終取締役会プレゼンテーションのPDFコピー 」を提出したのみにとどまり、イーロン・マスク側としては「とてもこれでは買収可否を判断できる内容ではない」と考えたのだと思われます。
テスラは「ロボ・バン」を計画中?
そしてもう一件テスラについて新しいニュースが入っており、それは「テスラがロボ・バン」を計画している、というもの。
要は自動運転のバンで、様々なサイズにて展開できるプラットフォームを使用することで多数のバリエーションを市場に投入することを意図しているように思えます。
Maybe Tesla should make a highly configurable Robovan for people & cargo?
— Elon Musk (@elonmusk) July 7, 2022
ちなみにですが、テスラは2016年に「第二次マスタープラン」を発表した際に「より多くの乗員を輸送できる都市型移動手段」を提案していて、これと同時に発売が示唆されたのがサイバートラック、そしてテスラセミ(トラック)。
なお、テスラは交通をスムーズに行うことを大きな目標のひとつに掲げており、これは環境問題の解決とともにイーロン・マスクCEO自身が推進する大きな課題です。
よって「自動運転のミニバン」というのは非常に理にかなった存在であり、そして第二次マスタープランで示されつつもまだ具体化していない唯一の存在でもあって、この実現性は非常に高いかもしれません。
ちなみにこの「ミニバン」は現在中国市場にて人気が沸騰しつつあるセグメントだとされ、アウディやキャデラック等も熱い視線を注いでいるボディ形状。
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そして中国ではアップル並みに信者の多いテスラのことなので、「テスラのミニバン」となると飛ぶように売れる可能性も。
ただ、現時点でテスラがイメージするのは「ロボ」つまり無人のクルマであり、これは完全自動運転が実現せねば発売することが難しく、そして多くの人はそれを理解しているので「自分で運転することを前提に」できるだけ早くこの「テスラのミニバン」を入手したいとも考えているようですね(自動運転となると、いつ発売されるのかまったく想像がつかない)。
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