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テスラの株価が史上最高値を記録しイーロン・マスクの資産が「人類初めて」4000億ドルを突破し韓国の国家予算をも超える。それでもボクが「まだまだテスラ株は上がる」と考えるワケ

テスラ

| 今回のテスラ株の上昇は「あらかじめ予測できた」ものでもあった |

それでもテスラには「好材料」が控えている

さて、テスラの株価がとんでもないレベルに上昇していますが、この値上がりは「ドナルド・トランプ新大統領」の就任に関するもので、選挙後には69%もの急騰を見せています。

参考までに、テスラCEO、イーロン・マスク氏はドナルド・トランプ氏の展開した2024年大統領選挙キャンペーンに2億7,700万ドル(現在の為替レートにて約424億円)もの支援を行っていて、そのリターンとして同氏の資産額は77%も増加し現在4,470億ドル(68兆円)にも達し、人類史上はじめて4,000億ドルの資産を突破した人物となっています。※日本の国家予算は112兆、韓国は66兆である

テスラ株は選挙後に急騰し、史上最高値に

ドナルド・トランプ氏の選挙勝利を受け、上述の通りテスラの株価は驚異的な上昇を見せており、木曜日には一時429ドルに達し、その後419.80ドルに落ち着いていますが、テスラの時価総額は5560億ドル増加して2023年1月の株価108.10ドルからの大幅な回復を見せることに。

この上昇は「トランプバンプ(Trump bump)」として称され、イーロン・マスク氏のトランプ支持がテスラへの再注目を引き起こしたと見られています。

ロスMKMのアナリスト、クレイグ・アーウィン氏はCNBCに対して「マスクがトランプを本気で支持することで、テスラのファン層が倍増し、需要の転換点に対する信頼性が高まった」と語っていて、この株価の急騰を受け、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーなどの大手金融機関が相次ぎテスラの目標株価を引き上げるという事態となっているわけですね。

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イーロン・マスクはトランプ政権での要職へと就く

そして「多額の支援の見返り」として、イーロン・マスク氏は新トランプ政権内で重要な役職に就くことになりますが、同氏はビリオネアのヴィヴェック・ラマスワミ氏と共に「政府効率化省」の共同リーダーを務めることになり、政府機関や予算項目、規制を削減または廃止するための助言を行うとされています。

この影響力により、イーロン・マスク氏のビジネスに有利な政策転換が進む可能性が考えられ、これもまたテスラの株価が上昇している一つの理由でもあるわけですね。

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また、イーロン・マスク氏は自動運転車に対する連邦政府の承認プロセス確立に関心を示していて、現在は州ごとに承認が行われているものの、イーロン・マスク氏はトランプ新大統領の支持を得て、この承認プロセスを連邦政府に移行させる可能性があり、これが可能となればイーロン・マスク氏待望のロボタクシー「サイバーキャブ」に大きな追い風が吹くと考もえられます。

さらに、イーロン・マスク氏は現在の(7,500ドルが上限となる)連邦EV税額控除を廃止するようトランプに働きかけるかもしれません。

この政策変更はテスラにとって「無傷」ではないものの、テスラの競合他社に「より大きな」大きな影響(ダメージ)を与えることが推測されるため、テスラにとって有利に働く可能性が示唆されています。

テスラ株はまだまだ上がるのか

こういった様々なドナルド・トランプ新大統領との強固な関係が、「イーロン・マスク氏を政治的にもビジネス的にも有利な立場に押し上げ」、彼の影響力と富をますます拡大してゆくとも考えてよく、短期的、そして中・長期的にもテスラの株価は上がってゆくだろうというのがぼくの見方ですが、このほかにも「中国における自動運転(自律運転 / FSD)の認可、3万ドルの廉価版EVの投入、既存モデルの改良 / 追加バリエーション投入、サイバーキャブ投入による自動運転ソフトへの再注目と既存車両へのオプション販売、さらにはライバルの自滅や撤退といった「これまでにないほどの」追い風が控えていて、さらにはこのまま株価が上昇すれば「株式分割」の可能性も非常に高く、現在かなりな水準ではあるものの、「まだまだテスラ株は買い」だと考えています。

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