| 世の中が変わるのであれば、それを受け入れて波に乗るしかない |
さて、コロナウイルスが再び猛威をふるうのではという予想から米国株式市場が大幅下落。
以前にUPしたとおり、ぼくはこういった暴落は大歓迎で、というのも「安く株を買えるチャンス」だから。
基本的なことではあるものの、株というのは「安く買って高く売る」のが基本であり、よって今が安く買えるチャンス、ということに。
なお、株価が下落すると「まだまだ下がるんじゃないか(もっと下がってから買う)」「買って下がったらどうしよう」という心理が働き、なかなか手を出せないものですが、そこで恐怖に打ち勝って動いたものにだけ訪れる栄光がある、とも考えています。
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「普通、こんなときに買いませんよ」。それでもボクが暴落時に株を買うのは「ポルシェ911の運転と株式取引は同じだ」と思うから
さて、テスラの株価が最高値を更新しており、現在ぼくの含み資産もこれまでに見たことがないほどの額へ。実際のところぼくはそれほど熱心な投資家ではなく、かつ頻繁に売買するほどの時間も取れないので、「長期的に ...
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直近だとこういったチャンスは3度目
なお、ぼくが「チャンス」だと認識している暴落は直近だと3度目。
ひとつは昨年夏、そしてもうひとつは今年春のコロナショック、そして今。
多くの人が、昨年夏に、そしてコロナショックの後に株価が回復した際にも「下がったときに買っとけば今頃儲かっていたのにな・・・」と考えているはずですが、そう考える人は「宝くじがあたったらスーパーカーを買う」と考えている人同様に実際に行動を起こさないと考えており、しかし一部の人は躊躇なく、今こそ資金をつぎ込むと思うのですね。
ぼくは後者のうちの一人ということになりますが、他の人が怖くてできないこと、他の人が”考えるだけでやらなかったこと”をやってきたからこそ現在の自分があると考えていて、よって今回も自分の判断を信じて買えるだけNY株を買う予定です。
もちろん、買った後にさらに下がることもあるかとは思うものの、すべての局面で買った株が上がることを期待するのはそもそも間違っていて、「小さな戦いで負けても、大局で勝利すれば問題ない」とも考えています。
じゃあ何を買うのか
じゃあどの銘柄がいいのということになりますが、ぼくが主に購入するのは「その分野で圧倒的No.1」という地位を構築している銘柄で、テスラ、アマゾン、Googleといったところ。
ちょっと前まではいろいろな業種において「群雄割拠」であったり、新興企業が大手をひっくり返す例もあり、しかし近年においては富の集中同様に情報の集中が起きており、強いところに何もかもが集中する傾向にあるように思います。
たとえば、ネットがさほど普及していない状態であれば、「確定申告の方法」を調べようと思うと書店に行き、書籍を探すことになるかと思います。
そして、そういった税務関係の本がおいてあるコーナーにて、あれこれと本を手に取ってみたりするわけですね。
つまり、この時点では「店頭にある本であれば、いずれも購入されるチャンス」が平等にあるとも考えられます。
そして実際に購入されるかどうかは、タイトルであったり表紙であったり内容(わかりやすさや、そもそもニーズと合致しているか)であったり、といった要素に左右されるかと思います。
ただ、現代においては必要な情報を「ネットで検索」し、上位に表示された2つか3つにしか消費者は目を向けず、そのほかには目もくれないため、書店とは異なり、「それぞれの情報には平等にチャンスが与えられていない」ということに。
以前はYahoo!も独自のアルゴリズムを有していたり、その他の検索エンジンも存在したものの、現在はおおよそいずれの検索エンジンもGoogleのアルゴリズムを使用しているので、現実的にはGoogle「一強」。
強いところはどんどん強くなり、そうでないとことにはチャンスすら与えられないというのが現代だと考えていて、ぼくらにとって、「それに乗っかる」のがもっとも賢い方法なのかもしれません。
音楽においても、かつてはCDショップで「ジャケ買い」や店員さんの「リコメンド(手書きポップ)」による、といった売れ方も少なくはなかったものの、現代ではそういったこともなく、配信サービス「上位」にすべてが集中しているということになりそうです(そして上位に進出する方法は、以前とは全く異なる)。
早い話が「経済やサービスのシステムそのものが根本から変わってしまった」ということになり、ぼくはそれを利用することを考えているわけですね。
今後経済はどうなるのか
そして世界経済の今後ですが、ぼくは「力強く回復する」と予想。
理由は単純で、自粛解除意向の人々のお金の使いっぷりを見るに、消費が非常に旺盛であるため。
よくコロナショックはリーマンショックと比較され、「それ以上」と言われますが、リーマンショックでは金融の根幹が崩壊しお金が回らなくなったのに対し、コロナショックでは「消費の機会が奪われただけ」。
つまり現状はコロナショックとリーマンショックとでまったく異なるわけで、押さえつけられたぶん、そしてこれまで消費されたのとは異なる方向での消費が生まれる、と考えています。
ただ、旅行やサービスなど、大打撃を受けた業種があるのもまた事実で、しかしこれは「本来緩やかに行われるべき変化が急激に行われた」だけだとも考えています。
たとえば「ハンコ」文化もそうですが、ずっと続いてきた日本の文化が、コロナ禍によって「一瞬で」変わろうとしており、しかしこれはコロナ禍がなかったとしても、何十年かかけてなくなってゆくはずの文化だったと思うのですね。
これまでにもレコードがCDになり、デジタル音源になったり、TVがブラウン管から液晶になったりといった変化が存在し、しかしそれらの変化は「人々のライフスタイルや製造側・提供等の事情にあわせて」ゆっくりと行われています。
ただし今回の根本的な変化については外的に要因によって否応なく、そして強制的に環境を変えられてゆくことになり、その状況に不平を言ったり嘆くよりもまず、状況を把握し、その先を考え、変化を受け入れて対応してゆくことこそがぼくらのやるべきことなのかもしれません(でないと確実に取り残される)。