| あまりに美しいアストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスター |
アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターが中古市場に登場。
走行わずか17キロの個体がJames Editionに登録されていますが、その価格はなんと2億円。
アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターは「クーペ」「ヴォランテ」「シューティングブレーク(ワゴン)」とともにリリースされた限定シリーズのひとつで、その中でも最も少ない限定台数「28台」を誇るレアカーです。
「2億円」というとちょっとびっくりですが、新車でも1億7000万円程度だと言われるため、この2億円は以外に”高くない”のかもしれませんね。
これから「ヴァンキッシュ・ザガート」は続々売り物が出てくる?
走行17キロというところを見ると「転売目的」で購入し保管していたものとみられますが、アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターの発表が2017年8月なので、そこから納車されて「ちょうど1年」くらいだと予想でき、おそらくはその「1年」がアストンマーティンの定めた転売禁止期間だったのではないかと思われます(そして今”解禁”に)。
それを考えると、今後アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガートシリーズにおいては中古車両が多数出てくるのかもしれませんね。※James Editionにはほかに3台が登録されている
なお、アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターは最新モデルのDBSスーパーレッジェーラではなく、名称の通り、ひと世代前の「ヴァンキッシュ」がベース。
プラットフォームは2001年に登場したVHアーキテクチャで、エンジンも現行モデルに搭載されるV12ツインターボとは異なる「自然吸気」。
排気量は6リッター、出力はDB11に積まれるV12ツインターボの610馬力に比べても「595馬力」と十分にパワフルです。
そのサウンドは非常に魅力的だと言われ、ツインターボよりもこちらの自然吸気V12エンジンを好む人も多いほど。
エンブレムのカラーは「ホワイトにレッド」。
アストンマーティンはスペシャルエディションにおいてエンブレムのカラーを変えることがありますが、このカラーはなかなか珍しいですね。
リアセクションは「スピードスター」ならではの独特な形状です。
なお「スピードスター」は一般的に運動性能を最重要視し、重心を下げるためにフロントスクリーンを短くカットした場合がほとんど。
もちろん重量のかさむ電動折りたたみルーフなどはもたず、トップは簡易な「布」が用意されることになると思いますが、アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターのトップを閉じた状態がどんな感じなのかは不明(画像がない)。
フロントフェンダーからのサイドビューはかなり独特な形状を持っていますね。
フロントフェンダー下半分はブレード形状。
ウインカーはカーボン製のモールに内蔵されているようです。
特徴的な形状のテールランプは発光するとこんな雰囲気。
アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターのインテリアはゴージャスそのもの
アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターの内装は「すごいなこれ」と思わず声が漏れるほどの豪華さ。
ベースはグレーでアクセントはホワイトで、シートやドアインナーパネルには「ザガート(ZAGATO)」の「Z」パターンが再現されています。
そしてグレー部分もトーンが帰られたレザーが採用され、これがカーボンパーツやメーターパネルのカラーとうまくマッチ。
特にステアリングホイールはセンターパッド、グリップやスポーク、そしてホワイトセンターマークなどカラーリングが秀逸です(アームレストもいい感じ)。
シートもホワイト、そしてトーンを変えたグレー。
ボディカラー含め、全体をモノトーンで構成した、なんとも美しい車両ですね。
VIA:JAMES EDITION