| アストンマーティンは過去に幾度の倒産を経験しているが、この危機を乗り越え見事復活してほしい |
現時点では今年発表される限定車、そして新型車の全容が見えてこない
さて、アストンマーティンが今年で110周年を迎え、それを記念して「特別な限定車」が発売されるもよう。
アストンマーティンは1913年1月15日、ライオネル・マーティンとロバート・バムフォードによって設立された「バムフォード&マーティン」を起源としますが、2年後の1915年、生産された第一号車を駆ってライオネル・マーティンがアストン・クリントンにて開催されたレースへと参戦し、そこでみごと勝利を飾ることに。
これによって「アストンマーティン」というブランド名が誕生したわけですね。
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現時点では「特別な限定車」が何になるのかはわからない
そして設立から110年目を迎える2023年、アストンマーティンはこの1年を特別なものとすべく計画を行っており、今回まず公開されたのが、同社のハイパーカーである「ヴァルキリー」が、現存する最古のレーシングカーのひとつである1923年製レーザーブレード(Razor Blade)と並んでいる画像。
これがすなわち限定車を意味すると即座に判断することはできませんが、アストンマーティンによれば「2023年は記念碑的な年」であり、今後12ヶ月の間にエキサイティングなクルマが登場するとのこと。
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ただ、アストンマーティンはこの限定車については現在何ら情報を公開しておらず、ヴァルキリーをベースにしたものとなるのか、それともヴィクターのようなワンオフモデルなのか、はたまた全く別のモデルなのかも不明です。
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この限定車だけがアストンマーティンのニューモデルではない
なお、プレスリリースからは「この限定モデルだけが今年のアストンマーティンの新型車ではない」ということも読み取ることができ、実際に1月18日にはDBS770アルティメットの発表が予定されています。
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そしておそらくは、アストンマーティンが「我々が重視する、超高級感、高性能、走りの強さをさらに強化する」と表現しているハイパーカー、ヴァルハラの発表も行われる可能性が高いと考えています。
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このヴァルハラは、ヴァルキリーの弟分として、当初新開発のV6ツインターボエンジンを搭載することを前提に開発が進められ、しかしメルセデスAMGがアストンマーティンへの出資比率を高めたことで状況が変わってしまい、そのエンジンがメルセデスAMGより供給される「4リッターV8ツインターボ」へ変更されることに。
ただしそのパフォーマンスは比類なく、0-100km/h加速2.5秒、最高速度350km/h、総合出力1,000psを超えるプラグインハイブリッドスーパーカーになるとされ、限定生産台数は999台に絞られます。
このほか、アストンマーティンは2023年にシルバーストーンで開催されるF1イギリスGPの期間中、創業110周年を祝うイベントを開催するといい、さらにはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードやペブルビーチ・コンクール・デレガンスなど、アストンマーティンが強い顧客基盤を持つ国々で開催される重要なイベントにおいても、何らかの企画が練られているようですね。※ベントレーやBMWなどの例もあり、記念となる年にその1年を通じ、特別な仕様のクルマを発売したり、イベントを計画したりすることは珍しくない
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参照:AstonMartin