| どこに需要が存在するのかはわからないが、ボトルだけを欲しいと思う層は存在しそう |
「第二弾」が登場したということは、ファーストモデルがけっこう売れたのだと思われる
さて、ぼくは自動車メーカーの発売するライフスタイル製品に対しては肯定的なほうですが、それでも「誰が買うんだろうな」と首をかしげるのが「香水」です。
これまでにはフェラーリやランボルギーニ、テスラ、マスタングなどが香水を発売しているものの、さすがにそれらのブランドを好きな人がこういった香水を(ネタとして購入することはあっても)つけるとは思えず、しかし様々なブランドが本気の香水を発売しているところを見るに、実はボクの考えが及ばないところに需要があり、結構売れているのかもしれません。
ベントレーの香水としては「第2弾」
そして今回ベントレーは新たに「ベントレー・フォー・メン・ブラックエディション・オードパルファム」という長い名前の香水を発売しており、これはベントレーにとって「第2弾」となる香水です。
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この「ベントレー・フォー・メン・ブラックエディション・オードパルファム」はベントレーのダークなスピリットを反映するように作られており、ボトルは重厚なブラックガラスと磨き上げられたシルバーのショルダーというコンビネーションを持っており、シルバー部分(おそらくはアルミ製のポリッシュ加工)にはBENTLEY文字とウイングマークの刻印、そしてキャップにはベントレーの各種スイッチやコマンダーを連想させるローレット加工も。
そしてこの「ブラックな仕上げ」については、ベントレーがコンチネンタルGT、ベンテイガ、フライングスパーに用意する(ブライトワークをダーク仕様へと変更する)”ブラックライン”にインスパイアされたもので、このオプションはベントレーの顧客の実に40%が選択しているようですね。
なお、ベントレーはこの香水について「ベントレーのクルマが持つラインとカーブを反映したボトルデザインを持ち、ベリコース(攻撃的、戦争的の意)エレガンスを表現」「我々の工場で製造されたクルマのインテリアと同じくらい魅惑的」と表現。
そしてこの香りを調香したのはドロテ・ピオット(ぼくはこの方面に明るくないが、有名な調香師であるようだ)であることもアナウンスされています。
「ベントレー・フォー・メン・ブラックエディション・オードパルファム」についてのベントレーからの説明は以下の通り。
価格は100ミリリットル入りボトルで69ポンド(現在の為替レートにて12,800円くらい)に設定されています。
オープニングでは、パウダリーなバイオレットとピリッとしたタンジェリンの輝くアコードが、清潔な白いシャツのようにフレッシュに感じられます。クールなピンクペッパーとナツメグが、洗練されたブラッシュドスチールのカフスボタンのようなシルバーの輝きを添えます。ほのかなジャスミン(シルクのネクタイの輝き)がフレグランスの中心を明るくし、滑らかなパチョリと土っぽいパピルスがダークで繊細な質感のファブリックのように広がる。さらにダークなドライダウンは、クールなインセンス、タバコの香りのトンカビーン、レザー調のアトラスシダーウッドが、ムスクとクリスプでドライなウッドのベースに織り成されるのです。
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参照:Bentley