| さらにはインテリアのアップグレードにも対応、セレブも満足の高級仕様へのコンバートも可能に |
まさに「自分だけの一台」を仕上げることも可能に
さて、ランドローバー・ディフェンダーは世界中にて大きなヒットとなっていますが、一部で言われているのが「(ジープ・ラングラーやフォード・ブロンコのような)オープントップモデルがない」。
ただしそういった不満が聞かれるのも「今日まで」で、というのもヘリテージ・デザインなる会社がディフェンダーのオープントップへのコンバートを提供し始めたため。
なお、このディフェンダーの「オープントップ」コンバージョンは車両代金込みで82,500ユーロ(約1220万円)という設定となっていますが、その仕上がりは(画像を見る限りでは)十分に納得がゆくものだと思われます。
ランドローバー・ディフェンダー「オープントップ」コンバージョンはこんな仕様を持っている
そこでヘリテージ・デザインによるランドローバー・ディフェンダー「オープントップ」コンバージョンを見てみると、想像するよりもしっかりした作りを持っていて、Bピラーより後ろを完全にぶった切り、そこへFIA規格に適合したフルロールケージを追加したのちにキャンバストップを装着したもの。
なお、このルーフは電動にて開閉が可能となっており、キャンバストップは手縫いによってフレームに固定されているそうですが、かなり複雑な機構を持っているのは間違いなさそう。
ヘリテージ・デザインズはオープン化だけではなく様々なカスタムも請け負っており、ホイールやタイヤの変更、そしてフルレザー張りのインテリアなどメニューも多種多様。
さらにパネル表面を金属っぽい仕上がりにするマジックメタルパックも用意されるなど、顧客の求めに応じて「いかようにも」カスタムが可能だと紹介されています。
ヘリテージ・デザインでは様々なディフェンダーのカスタム選択肢を用意
ただしヘリテージ・デザインでは、「迷ってしまって仕様を決めることができない」という人のために3つのパッケージを用意しており、「コートダジュール」では印象的なブルーのエクステリアにタン・トップと22インチのスペース・カウボーイ・ホイール、「コッキニ・パラリア」はマット・レッド仕上げにブラック・トリムと22インチのスーパーソニック・ホイール、「ソリハル・サンド」は1948年の初代ランドローバーに敬意を表し、グリーンのエクステリアにタン・トップと20インチホイールを組み合わせている、とのこと。
ヘリテージ・デザインの共同経営者であるジャン・ピーター・クローゼン氏によれば「我々のディフェンダー・コンバーチブルは、お客様の究極の表現です。多くのお客様がオーダーメイドによるカスタムを希望します。これらのお客様は、フルレザーやマジックメタルエレメントなど、美しく手作りされたインテリアを備えた超限定的なハンドメイドのディフェンダーを、まさに希望通りに仕立てています」とのこと。
なお、ヘリテージ・デザインではディフェンダーをストックしているわけではなく、この「オープントップ」ディフェンダー(ヘリテージ・デザインではヴァリアンス・コンバーチブルと呼んでいる)を手に入れようとなると自身でディフェンダーを探して持ち込む必要がありますが、せっかく購入したディフェンダーを「切った張った」しようと考えるオーナーさんであれば、やはりボディカラーや内装も「自分の好みに」仕上げようと考える人が多いのかもしれません(コストの問題ではなく、自分が思った仕様を実現できるかどうかが問題なのだと思われる)。
なお、現行ランドローバー・ディフェンダーは「ボディオンフレーム」ではなくモノコックボディを採用していますが、そのぶん加工の難易度が高く強度の確保が難しいものと思われ、そうとうに高い加工技術が要求されそうですね。
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