一部では「セナの名に相応しい美しさを持っていない」とも
マクラーレン・セナが「醜い」、そして「そのルックスがセナの名に値しない」と一部で論争に。
マクラーレン・セナは「機能最優先」でデザインが決定されたと言われ、ここは「デザイン性の高さで消費者にアピールしなくてはならない」一般のスポーツカーとは異なるところ。
つまりマクラーレン・セナはデザインに関係なく完売するクルマであり、セナの購入者のほとんどは「性能」を求めているという特殊な車、ということになります。
「これまででもっとも醜いマクラーレン」と表する人も
マクラーレン・セナに反対意見を述べる人も「素晴らしいパフォーマンスを誇るのは間違いない」と認めながらも、「マクラーレンが世に送り出した車の中でもっとも醜い」と批判。
スタイル的にはたしかに「え?」と思うところもあり、しかしこういった「キャビンが前にあり、バブル状」なのは最近のレーシングカーにおける一つの特徴で、機能を追求するとある意味「やむを得ない」とは思います。
実際に「ル・マンで勝つことだけ」を考えたLMP1(名称からしてル・マン・プロトタイプ)クラスのレーシングカーはこんな感じで、正直これを「格好良い」と考える人は少ないかもしれません。
何かを達成するには何かを犠牲にする必要があり、とくにスポーツカー、しかも「マクラーレン・セナ」のようにドライビングダイナミクスを第一義に考える車において、それは顕著なのだろう、とは思います(前に進もうとする時、何かを置いてゆかねばならない)。
なお、マクラーレン・セナのスタイリングについては多くの人がいろいろな意味でショックを受けたと思いますが、「ヴェイルサイドのエアロキットを装着したマツダRX-7(とくにサイド部分がそう連想させるのだと思う)」や「グンペルト・アポロ」のようだとする人も多数。
↓こちらがワイルド・スピード・トーキョー・ドリフトに登場したハンの乗るヴェイルサイドRX-7
↓こちらはグンペルト・アポロ
とりあえず「究極」を求めると一般人の理解を超えるのは間違いないと思われ、アストンマーティン・ヴァルキリーもすでに「格好いいのか悪いのか、判断ができない」域に達しており、こういった「理解不能」な車が今後は増えることになりそうですね。