| オーナーは「カネパ・レーシング」代表、ブルース・カネパ氏 |
アメリカに納車された「最初の」マクラーレンP1 GTRが中古市場に登場。
走行距離はわずか193キロで、ボディカラーは「カネパ・グリーン」。
その名からもわかるとおり、もとの所有者は「ブルース・カネパ」氏で、カネパ氏がマクラーレンに指定して調合させたカラーがこのカネパ・グリーンだそう。
P1 GTRは「P1(375台限定)」のサーキット走行専用モデルで、P1のオーナーのみが注文できるという購入難易度が異常に高いクルマ。
もちろん限定生産となり、その台数は40台のみと言われます。
「カネパ」はポルシェ959のレストアやカスタムも行う
「カネパ」は日本だとあまり馴染みはないものの、アメリカのモータースポーツシーンを語る上では外せない存在で、自身もレーシングドライバーであるブルース・カネパ氏が立ち上げたファクトリー(正式名称はカネパ・レーシング)。
なお、カネパ氏は「ポルシェを最も知る男」としてインタビューを受けたことがあり、実際に959のレストアやカスタムも行う人物。
そのほかにもBMW M1 Pro Carのレストアを行ったりと技術には定評がある人物そしてファクトリーでもありますね。
なお、カネパ・グリーンと組み合わせられるのは「マクラーレン・ヘリテージ・オレンジ」。
バンパーインサート、ドアミラー、リアウイングの一部はこのオレンジに彩られています。
この「P1 GTR」は純然たるサーキット走行専用車で、これを公道走行可能な仕様へとコンバートした「P1 LM」なるクルマも存在しますが、今回のP1 GTRは「LM」ではなく「GTR」。
サーキット仕様というと「ロードカーの内外装を軽量化してダウンフォースを強化したくらい」と思われがちですが、このP1 GTRの場合はそんな甘っちょろいものではなく、根本から「P1とは違うクルマ」と言って良さそう。
実際にその価格は標準仕様のP1の「倍」程度となっていますが、0−100キロ加速はなんと2.4秒というケタはずれっぷり。
なおエンジンは3.8リッターV8ツインターボを採用し、これにハイブリッドシステムを組み合わせて出力は最高で986馬力を誇ります。
そして内装はご覧の通り「完全レーシングカー」。
サーキット走行専用モデルなので「シングルシーター」。
ステアリングホイールも当然レース用。
そして所有者はブルース・カネパ氏本人だけあって車両はもちろん付属品もしっかり保管されており、こんな感じで説明書も付属。
これはボディカラーの「カラーサンプル」。
そしてこんなステッカーも付属。
さらにはマクラーレンのスポンサーのステッカーも付属。
販売自体はカネパ・モータースポーツで行っており、その価格は「ASK」。
カネパのサイトでは、なかなか見ることができないP1 GTRの細部そして付属品等を確認することができます。
VIA:Canepa