| モーターとサブフレームとあわせて70kg |
さて、昨年にクラシックミニをEVへとコンバートしたコンプリートカーを発表している英国のスゥインドン・パワートレイン。
そして今回発表されたのがコンプリートカーではなく「ガソリンエンジンと入れ替えることでクラシックミニをEV化できる」コンバージョン用パーツ”クラシックミニキット EPD Eシステム”。
価格は8,850ポンド(日本円で約120万円)という設定で、これはコンプリートカーの価格が1100万円だったことを考えると、じつに「1/10程度」に収まっています。
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今後はこういったパーツも増えてきそう
そしてこちらがそのキットですが、サブフレームにモーターが搭載されていることがわかりますね。
これをそっくりガソリンエンジンと入れ替えることになり、ほかにもバッテリー(12kWh)等が必要となり、これを使用すると出力は平時で109PS、ピーク時は163PS。
そのほかDC-DCコンバーター、オンボード充電器、クーリングシステムやスピードセンサーといったオプションも用意されており、お金はかかるものの、自分好みのエレクトリックミニを作ることができそうですね。
なお、このシステムを発表して以来500以上もの引き合いが来ているといい、市場の「エレクトリックミニ」に対する関心の高さも伺えます。
このモーターにバッテリーやオプションを組み合わせてゆくとけっこうな金額となりそうではあるものの、クラシックミニのエンジン含むパワートレーンの維持もそれなりにコストがかかるものと思われ、であればいっそのこと信頼性の高いエレクトリックパワートレーンに入れ替えてしまう、というのもアリなのかもしれませんね。
英国ではミニのホワイトボディも販売中
ちなみに英国のBMHはミニのボディのみを発売しており、このホワイトボディを購入し、ここからエレクトリックパワートレーンを組み込んでカスタム仕様のミニを作ってゆくのもなかなかに面白そう。
ただ、日本だとパワートレーンの入れ替えやキットカーの作成は法規上非常に難しく、英国とは異なり普及しづらいのかもしれませんね(ただし将来的に、エレクトリックパワートレーンへの入れ替えであれば面倒な手続きが省略できるなど、優遇措置が取られるかもしれない)。
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