| ただしそのルックスは中国生産のミニクーパーS Eに近いものへと変更されるようだ |
新型ミニクーパーS Eは現行モデルの「倍」の航続距離を持つもよう
さて、BMW傘下となった後、第三世代のミニ・ハッチバック(3ドア / F56)の生産は2013年に開始されていますが、そのF56の生産が累計100万台に達したとの報道。
さらにミニ・ハッチバックを製造する英国オックスフォード工場は今年で110周年を迎えており、いよいよ現行世代のミニの生産が終わろうとしている今、ひとつの(あわせてふたつの)マイルストーンが打ち立てられたということになりますね。
100万台目のミニはブリティシュレーシンググリーン
この100万台目のミニはピュアエレクトリックモデルの「ミニクーパーS E」で、ボディカラーは見ての通りのブリティッシュレーシンググリーン、そして納車先はカナダだと報じられています。
参考までに、ポルシェ911やポルシェ・カイエン、マツダ・ロードスターも100万台を達成していますが、それらは「現行世代だけではなくすべてのモデルを通じて」の達成だったので、いかにミニがよく売れているかもわかろうというもの。
もう一つ参考までに、ポルシェ911、マツダ・ロードスターの「100万台目」の車両は顧客へと納車されるものではなく、ポルシェそしてマツダが「展示用として」特別仕様にて生産されています。
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ミニの販売のうち、5台に一台がEVに
ミニに話を戻すと、このミニクーパーS Eは32kWhサイズのバッテリーを搭載しており、フロントに搭載されるエレクトリックモーターは184PSを発生させますが、一回の満充電あたり航続可能距離は183kmと長いものではなく、しかしアメリカだと比較的安価な価格設定(30,900ドル〜)がなされており、これは「最も安価に購入できるEVのひとつ」なのだそう。
そういったプライシングもあってか、このミニクーパーS Eはけっこう売れているそうで(日本に居ると実感がわかない)、現在ミニの販売のうち5台のうちの1台がEVだとされています。
そしてミニは先日、第2世代となるピュアエレクトリック版のミニの画像を公開していますが、こちらは中国で生産されるといい、そしてバッテリー容量は54kWhへとアップされ、航続距離は現行ミニクーパーS Eの二倍になる、とも。
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一方でガソリンエンジン搭載版のミニは(中国ではなく)引き続きオックスフォード工場にて生産されることになりますが、その外観は「中国生産のエレクトリックミニに近い」ものへとアップデートされるというウワサもあるようですね。
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