新型ファントムは人類が作れる高級車の中で最上
ロールスロイスのトルステン・ミュラー・エートベッシュCEO語るところによると、「ロールスロイスはこれからも高級車のベンチマークであり続ける」、とのこと。
ロールスロイスは8世代目となる「ファントム」を発表したばかりですが、これについても「人類が作りうる高級車の中ではもっとも優れたものだ」と自信満々であり、英国紳士的なブランドイメージとは裏腹にけっこう強気な(謙虚ではない)発言ですね。
高級車はほかブランドとプラットフォームを共有してはならない
ロールスロイスは現在BMWグループに属していますが、新型ファントムのプラットフォームは完全にロールスロイスの設計となり、BMWとの共用は許されない「専用品」。
前出のトルステン・ミュラー・エートベッシュCEOによると「それ(共有)はロールスロイスにとって正しくない」と述べており、徹底した排他性がロールスロイスの一つの特徴、ということもわかります。
実際にグループ内のほかブランドとプラットフォームやコンポーネントを共有するベントレーに対して批判的な意見を述べる一面も見せ(もとをたどるとロールスロイスもベントレーも同じ会社なのですが)、高級車は「特別」であること、そして唯一の存在でなくてはならない、と考えているようですね。
なおロールスロイスはブランド初となる「SVU」、カリナンを発表すると見られ、これについても「超高級」「超高価」である、と語っています。
加えて8世代目のファントムには「クーペ」「ドロップヘッド(オープン)」は存在しないともしており、クーペは今後「レイス」、オープンは「ドーン」がそれぞれ個別に担うのかもしれません(となると次期モデルでは価格がかなり高くなりそう)。
加えてロールスロイスはそのカスタムの幅が広く、そして高い技術を誇ることも特徴で、この「カスタム仕様」で注文する顧客へ現在増加中。
現在は1100~1200台ほどをこの「カスタム仕様」で収めているそうですが、もちろんその価格は「天井知らず」と思われ、これがおのずとロールスロイスを「唯一無二の存在」足らしめているのかもしれませんね。
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