| プーチン専用リムジンと同じ仕様のクルマを購入可能 |
以前にポルシェ製「850馬力のV12ターボ」エンジンを搭載したプーチン大統領専用リムジンがお披露目されましたが(ポルシェ製エンジン搭載は公式にアナウンスされていないのでガセの可能性も)、今回その「民生版」がロシアので開催されたモスクワ・モーターショーにて公開。
そしてこの「民生版」はロシア国営の「Central Scientific Research Automobile and Automotive Engine Institute」の運営する”Aurus(アウルス)”ブランドよりSenat(セナート)なる車名で販売される、とのこと。
なお車体はロングホイールベースとショートホイールベース両方が製造されるようですね。
ロールスロイス・ファントムよりもいい?
外観はロールスロイスの影響が感じられるもので、ボディサイズは全長5630ミリとファントムの5762ミリに近く、堂々たるサイズだと言えそう。
エンジン二種類が選択でき、まずは4.4リッターV8にエレクトリックモーターが組み合わせられたもので、これは590馬力を発生し、トランスミッションは9速AT。
0-100キロ加速は6秒以下とのことなので、相当な俊足だということになりますね。
そしてもうひとつは6.6リッターV12となり、こちらは848馬力を発生し、ロールスロイス・ファントムの563馬力よりもずっと強力。※4.4リッターV8エンジンはBMW、6.6リッターV12エンジンはロールスロイスの排気量に近い
しかもファントムにはない4WDがラインアップされることも特徴であり、しかもロールスロイスより20%ほど安いとされているので、けっこういい選択なのかもしれません。
なお、画像を見るとタイヤのサイドウォールやトレッドパターンがちょっと昔っぽい感じですね。
インテリアは比較的先進性を感じさせるデザインを採用していて、メルセデス・ベンツばりの大きな液晶ディスプレイが特徴的。
ディスプレイの光り方は独特で(琥珀っぽい)、重厚感を感じさせるものですね。
セレクターはBMWの「iDrive」のような感じですが、エンジンの排気量といい、BMWがこのクルマの開発に一枚噛んでいるんじゃないかと思えるほど(もしくはロシア側がコピーしたか)。
なお、このクルマはまずロシア国内で発売され、のちに輸出されるそうですが、ロシアとつながりの深い国の高官がこぞって購入しそうですね。