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新車価格5.5億円のワンオフ・ロールスロイス!半額以下の2.3億円で販売されるも何年経てども売れずに残る・・・

2020/05/13

| 注文したのはイギリス人の富豪。納車後半年で売りに出される |

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さて、以前に「もっとも奇妙なロールスロイス」としてお伝えしたロールスロイス”ハイペリオン”。

これはピニンファリーナがファントムをベースに製作したワンオフモデルで、もともとは2008年にカーコレクターのローランド・ホール氏へと納車されたもの(購入価格は4億6000万円とも、5億5000万円と言われる)。

その後2012年に中東へと輸入され、2017年には2億3000万円程度で販売されていたわけですが、現在も同等の価格をつけたままドバイにて販売され続けている(売れ残っている)ことが報じられています。

「もっとも奇妙な」ワンオフのロールスロイスが中古で登場。新車価格の半分以下

4ドアを2ドアへとカスタマイズ

このロールスロイス”ハイペリオン”は2008年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスにて初公開された車両で、内外装をピニンファリーナがカスタムしたもの。

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フロントグリルは「やや」寝た角度が与えられ、そこからボンネット、Aピラーへと続くラインが特徴的。

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全体的に流線型というか流れるようなラインを持っており、2シーターへとコンバートされることで車体後部はベースとなるファントムとは全く異なるデザインに。

これは1950~1960年代のクルマをイメージしたとされますが、なだらかに傾斜するトランク、そしてその両脇の縦長テールランプが独特の印象を見せています。

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「4ドア4シーター」を「2ドア2シーター」に改造するという大改修が行われていますが、これをやってしまうのはさすがピニンファリーナといったところですね。

とくにサイドから見るともうファントムの面影はなく、「リア下がり」シルエットを持つということがよくわかります(キャビンが異常にコンパクト)。

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なお、ボンネットの一部、そしてリアデッキはヨットを思わせる「ウッド」。

ソフトトップはリアデッキの中に格納され、フルオートにて開閉が可能です。

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フロント、サイド、リアの「下側」はボディ裏面へと絞り込まれており、これも1950-1960年代を強く意識した部分なのかもしれません。

リアバンパーのアンダー部には「∞」のような形状を持ったセクションがあり、この中にはリフレクター、テールランプがインテグレートされ、さらにこの「∞」はフロントバンパー下部にも反復されています。

なお、この形状は近年のBMWほかいくつかの自動車メーカーに見られるもので、ハイペリオンはこれは「先取りしていた」ということにも。

ちなみにボディパネルはすべてカーボンファイバー製、とのこと。

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ロールスロイス・ハイペリオンのインテリアはこうなっている

インテリアについてはそう大きく変わっていないように見えますが、もちろん「フルカスタム」。

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ホワイトレザーを基調にし、ウッドパネルの多用が目立ちますが、ダッシュボードにはジラールペルゴの時計が埋め込まれている、と紹介されています。

なお、ダッシュボードにはピニンファリーナの「フラッグ」も見えますね。

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ドライブトレーンについてはファントムのものがそのまま使用され、つまりエンジンは6.7リッターV12、出力は453馬力。

トランスミッションは6速AT(今、6速ATと聞くとかなり段数が少なく感じられる・・・)、駆動輪は後輪のみ。

相当に大きく重いクルマではありますが、0-100km/hを5.7秒で加速(ファントム)するという俊足ぶりも見せています。

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ピニンファリーナというと「フェラーリのデザイン」を行っていたことで知られますが、世界中の富裕層を相手に様々なワンオフモデルを製作しており、過去には「フェラーリのワゴン」をブルネイ王族向けに製作したことも。

もちろん、納車を受けた人たちが「秘密にしている」クルマも世界中には多々あると思われ、いったいどういったクルマたちが存在するのか興味が尽きないところでもありますね。

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VIA:CARSCOOPS, Mobile

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