ガソリンエンジン、もしくはエレクトリックか。はたまたスポーツカーか猿0んか
ブガッティはそのCEOをステファン・ヴィンケルマン氏(前ランボルギーニCEO)へとチェンジし、意欲的に展開を行っていますが、今回Autocarとステファン・ヴィンケルマン氏とが会話を交わす中でmニューモデルの話題が登場した模様。
なお、ブガッティはそれまで「シロン一本」だったものの、ステファン・ヴィンケルマンCEOが就任した後には「シロン・スポーツ」「シロン(のオプションですが)スカイビュー」「ディーヴォ」、そしてワンオフながらもラ・ヴォワチュール・ノワールを投入しています。
ブガッティはそのモデルラインアップを拡大する意向を持っている
こういった動きはステファン・ヴィンケルマンCEOの拡大戦略の表れと言えますが、同氏はシロンのように定番として販売する「第二のモデル」を検討している模様。※シロンも一応500台限定ではある
ただしこのニューモデルの承認を行うのは親会社のフォルクスワーゲンでもあり、そしてその承認は「まだ」。
加えてステファン・ヴィンケルマンCEOは「第二のモデルは”正真正銘のブガッティ”でなくてはならない」ともコメントしており、「正真正銘のブガッティ」ということについては、最近新しいブガッティの方向性を示したとおり「高級さと快適さ」「クルマであり芸術品でもある」ということになりますが、さらに「最新技術」をここにプラスする必要があるとも述べていて、その技術とは「エレクトリック」ということになりそうですね。
そして気になるのは「第二のモデルは何になるのか」ということですが、以前にステファン・ヴィンケルマンCEOは「ブランドの歴史に鑑み、SUVは許されない」と語っているので、SUVという線はなさそう。
じゃあそれは何かということになりますが、ブガッティは以前に「T35のような合法レーシングカー」「T41ロワイヤルのような快適性と高級さ」「T57SCアトランティックのようなアイコン的デザイン」がブランドのコアになりうるとも述べ、よってこれらに沿ったものとなるのかもしれません。
そして「T35のような合法レーシングカー」がシロン、「T57SCアトランティックのようなアイコン的デザイン」がラ・ボワチュール・ノワールであるとすれば、残るは「T41ロワイヤルのような快適性と高級さ」。
となるとやはり4ドアサルーンの「ガリビエール」の市販化ということになりますが、ブガッティ自身も「ボディ形状、パワートレイン含め様々な可能性を検討していて」まだまだ判断がつかない模様。
ただ、ひとつだけ確かなのは「シロンの下のポジションが与えられ、しかしほかのあらゆるクルマよりは”上”」ということで、これだけはステファン・ヴィンケルマン氏が断言したようですね。
加えて、予想されたことではあるものの、ラ・ヴォワチュール・ノワール発表以降は、同様の「ワンオフ作成」の要望が多数寄せられたといい、「第二の」ブガッティに加え、様々なスペシャルモデルが登場することになるのかもしれません。