| 最近のプジョーのデザインの素晴らしさには目を瞠るものがある |
街なかでプジョーを見かけると、まさに目を奪われるほどの美しさを持っている
さて、春先にフルモデルチェンジ版の308ハッチバックを発表したプジョーですが、今回はステーションワゴン版となる308SWを発表。
Cセグメントに属するワゴンとなるものの、比較的落ち着いたデザインの多いライバルに中においてはひときわ若々しくアグレッシブなイメージを持っており、「結構売れるんじゃないか」と思わせるスタイルを持っています。
なお、プジョーは日本においても非常に好調な販売を誇りますが、その原動力は「デザイン」にあることは疑いようがなく、いかに自動車におけるデザインが重要であるかがわかりますね。
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そのCd値はわずか0.277
308SWはEMP2プラットフォームのスケールアップ版を使用しており、308ハッチバックに比較すると全長が4,367ミリから4,636ミリへと拡大され、ホイールベースも+57ミリ。
これによって後部座席の居住性と荷室スペースを飛躍的に向上させていますが、車体そのものには間延びした印象はなく、むしろハッチバック版の308よりバランスがよくなったようにも。
ボディサイドのプレスライン、そこから広がる前後フェンダー、サイド中央のくびれなどデザイン的な見どころは多く、最近ちょっとした流行りの「筋肉質な」デザインを持っているように思います。
なお、テールランプ内部はハッチバック同様に凝った作りを持っていて、308ハッチバック同様、そのプロポーションのみではなく、ディティールにもこだわっているということがわかりますね。
リアセクションは非常に複雑な構成を持ち、しかし左右テールランプを繋ぐブラックのパーツが見当たらないのは「308SW特有」。
リアウインドウは傾斜が強く、ルーフそのものも後方に向けて傾斜がつけられ、ワゴンといえども「積載性重視」の箱型ボディとは一線を画すようですね。
ただしワゴンたるからには十分な荷室を確保しており、テールゲートを開くと低いフロア、そしてポジションのトランクフロアも。
5人乗車状態でも608リットル、リアシートをタオスと1,634リットルものトランクスペースを確保できるといい、さらには1850ミリの長尺物を積むことも可能です。
なお、プジョーはブランドとして「高級移行」を行なうと発表し、新エンブレムも公開済み。
そして新エンブレム採用の第一弾がこの308シリーズということになりますが、たしかに「高級車」と表現しても違和感のないデザインを持っているようですね。
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新型プジョー308SWにはプラグインハイブリッドも
新型プジョー308SWのパワートレーンは(ハッチバック同様)バリエーションに富んでおり、まずは1.2リッターのPureTech 130と1.5リッターのBlueHDi 130が用意され、どちらのエンジンも最高出力128ps(96kW / 130PS)を発揮し、E-AT8オートマチック・ギアボックスを介して前輪のみを駆動します。
さらには「ハイブリッド180」と「ハイブリッド225」という2種類のプラグインハイブリッドもラインナップされ、最高出力は全車が148ps(110kW/150PS)、後者は177ps(132kW/180PS)を発揮する1.6リッターPureTechエンジンに、最高出力109ps(81kW/110PS)の電気モーターをドッキング。
システムトータルでの出力はそれぞれ177ps(132kW / 180PS)と222ps(165kW / 225PS)、トランスミッションはガソリン/ディーゼルと同じE-AT8オートマチック・ギアボックスです。
これらハイブリッドシステムについては12.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、WLTP基準で59〜60kmの航続距離を実現。
オプションの7.4kW充電器を使用すれば1時間55分で満充電が可能だと紹介されています。
今回インテリアの画像は公開されていませんが、308ハッチバック同様に「iCockpit」が採用され、最大10インチの3Dデジタルインストルメントクラスターと10インチサイズのタッチ式インフォテインメントシステムが導入されている模様。
そのほか小径ステアリングホイール、LEDアンビエントライティングは標準装備となり、690Wのアンプを核とするフォーカル製プレミアムHi-Fiシステムがオプション設定される、とのこと。
現時点では日本市場への導入や価格について公表はなく、欧州では2021年末からデリバリーが開始され、価格は従来型308SWの「ちょっと高」だと予想されています。