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アウディTT雑感。マトリクスLEDヘッドライトやテールランプの光り方、シーケンシャルウインカーについて

2017/09/05

さてアウディTTのヘッドライトについて。
ぼくのTTには「マトリクスLEDヘッドライト」が装着されていますが、これはアウディによると「10億通りの照射パターンで、明るい前方視界を維持」とありますね。
要は「ハイビームに入れとけば、対向車が来たり、前を走る車に直接光を当てず、それ以外のところに光を配分してくれる」というもの。
これは複数のレンズが点灯したりしなかったりすることで実現するものですが、なかなかに面白いシステムと言えます(アウディによる説明は下記の通り)。

カメラで最大8台の前走車や対向車を検知。刻々と変わる道路状況に合わせて配光を変えるAudiマトリクスLEDヘッドライト。対向車や前方を走るクルマに直接光を照射しないように自動でコントロールしながら、それ以外の車間エリアや周辺は明るく照らし出します。これにより、煩わしいロービームとハイビームの切り替えは不要となり、快適で安全な夜間走行をサポートします。

実際にこの機能を使用して夜間に走行してみると、今までの車では「照らしていなかった」ところを照らしてくれたり、しかも比較的頻繁に「照らす部分」が変わったり、と「体感できる」機能。
特に標識など上方向、歩道など横方面の配光が大幅に増え、安全な走行に寄与するデバイスと言えますね(日本は街中が明るいのでさほど有用ではないかもしれませんが、暗い道の多い外国だと非常に有用と思われる)

ヘッドライトについて、夜にパーキングランプ(スモール)を点灯させるとこんな感じ。
水平方向と垂直方向に線が交差するデザインで、ほかのアウディとはかなり異なるデザインを持っています(R8との共通性が持たせられている)。
8JTTではLEDの「つぶつぶ」が見えていたものの、8STTではファイバー式に変わったため、より均一、かつ柔らかい発光イメージに変化していますね。

加えて、この「タテヨコ」はフロントバンパー左右エアインテークのデザインとも整合性が取られ、グリル内も「タテヨコ」が反復される意匠となっています。

こちらはテールランプ。
やはりヘッドライトと同様に「タテヨコ」デザインで、R8との共通性が感じられる部分。
ただしR8の場合は「ミドシップ」なので熱を排出するグリルがテールランプ直下にあり、グリルにもテールランプの「縦」と連続性のあるルーバーが設けられていて、しかしTTはフロントエンジンなのでリアについては「グリルと共通したデザイン」は(フロントと違って)持たないことに。

ただしテールランプはR8よりも先代TT(8J)との関連性のほうが強いかもしれず、というのも8JTTに見られる長方形のデザインがテールランプ内部に見られるため(R8も先代ではこの”四角”が見られた)。

ちなみにこちらがR8(一応現行R8でもテールランプ内部に”四角”は残ってるっぽい)。

そしてもう一つ忘れていけないのが「ダイナミックターンインジケーター」。
つまることろ「シーケンシャルウインカー」で、流れるように点灯するもの。
今ではレクサスRXやトヨタC-HR、他アウディ車にも装備されており、今や珍しいものではありませんが、やはりその動作を見ると「おお」と感じてしまいます。

これはウインカー操作時にはもちろんのこと、ドアの解錠/施錠時にも同様の「流れる」動作を行うので、比較的満足感の高い部分と言えそうですね(ウインカー操作を行った時にシーケンシャル点灯したとしても、自分は車内にいるのでそれを直接見ることはできないので、外部からシーケンシャルウインカーをみることができるのはありがたい)。

なおこちらはリモコンキーにてドアをアンロック/ロックした際のウインカー点灯状態。
アンロックでは2回、ロック時には1回の点灯を行います。
最近はメルセデス・ベンツやマクラーレン720Sなど、ロック時にライトが独特の点灯を行う「ウエルカム・シークエンス」機能を持つ車も増えていますが、そういったなんらかのアクションが装備されると、車に乗るのがさらに楽しくなりそうですね。

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