| とにかく中国人はロングホイールベース好き |
アウディが北京モーターショーにてQ5のロングホイールベース版、「Q5L」を発表。
すでにロングホイールベースモデルとしてはA4L、A6Lを中国にて販売していますが、ロングホイールベース版SUVはアウディとしては「初」。※グローバルモデルのA8Lも販売されている
とにかく中国ではロングホイールベースが好まれ、今回の北京モーターショーではメルセデス・ベンツが「Aクラスセダン ロングホイールベース」を発表していますね。
なお、メルセデス・ベンツはすでにEクラス「ロング」を中国専用にて投入しており、BMWもそれは同様で、フォルクスワーゲンはティグアンのロングホイールベースを中国市場へと投入済み。
ただしパワーにはこだわらない
なお延長されたホイールベースは88ミリで、これは全て室内の拡大に充てられ、後席のレッグスペースは110ミリも拡大(カーゴスペースは標準ホイールベースと変わらずに550リッターから1550リッター)している、とのこと。
アウディQ5Lのグレードは下から「ヴォーグ(Vogue)」「ライフスタイル(Lifestyle)」「デザイン(Design)」「スポーツ(Sport)」「スポーツ・プラス(Sport plus)」の5つ。
いずれも3ゾーン・オートエアコンを持ち、とにかく快適な室内空間にこだわったことがわかります。
ライフスタイル以上のグレードだと液晶式デジタルメーター「バーチャルコクピット」を装備し、デザイン以上になるとバング&オルフセン製のオーディオシステムが与えられるなど先進装備も充実。
↓リアのドアが長い
エンジンは2リッターターボ(190馬力/252馬力)で、0ー100キロ加速は190馬力版が8.6秒、252馬力版で6.7秒。
トランスミッションは7速Sトロニック、駆動方式はクワトロ(4WD)。
いつも思うのは、中国は「大きく快適な車」が好きなのはアメリカとよく似たところで、しかし決定的に異なるのは「動力性能にさほどこだわらないこと」。
アメリカだと自分で運転することが「後席に人を乗せること」に優先されるものの中国では「逆」で、そしてアメリカは自分で運転する以上はパフォーマンス(とくにパワー)を重視するのに対して中国では出力をあまり重視していない、というのも一つの特徴。
なお、この中国専用アウディQ5Lはもちろん中国で製造され、工場はアウディ/VWとFAW(第一汽車)とのジョイントによる長春プラントにて。
中国で製造する以上は当然中国語エンブレムが装着され、アウディの中国語である「奥迪(あおでぃ)」の文字がリアに装着されることになります。
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