メルセデスAMGとMVアグスタとの提携が解消に。
メルセデスAMGはMVアグスタの株式25%を手放しており、残念ながら今後はお互いの協力関係がなくなる、ということになります。
両者の提携は2014年に遡りますが、コラボモデルを発表したり、欧州のAMGディーラーではMVアグスタのバイクを販売したり、ルイス・ハミルトンがMVアグスタの限定モデル「Lewis Hamilton Brutale 800 Dragster RR 」を開発したりという展開が見られたものの、思うような効果を得られなかった、ということなのでしょうね。
なお株式を売却したのはロシアの「ブラックオーシャン」グループに対してで(名前がなんとなくマフィアっぽい)、今後の計画や展開については今のところ発表はありません。
メルセデスAMGは2輪に対して興味があるようで、MVアグスタとの提携以前にもドゥカティと提携しており、その際にも「DIAVEL AMG」を発売。
ただし直後にドゥカティはフォルクスワーゲン・アウディグループに買収されるという事態となっています。
2輪と4輪とでシナジー効果を出すのは難しく、フォルクスワーゲンはドゥカティ買収後にそのエンジンをコンセプトカーに載せたり、ランボルギーニと共同で(会社が近い)イベントを開催していますが、物理的になにかを共有するのはやはり困難なのか、最近では「ドゥカティ売却」も度々報じられている状態。
2輪と4輪両方を製造するメーカーとしては「ホンダ」「スズキ」、そして4輪の計画が実現すれば「ヤマハ」、そして海外ではKTMとBMW。
これらにおいても2輪と4輪とがお互いに利益やイメージを押し上げているかと言えばそれは不明で、いずれも開発や販売が完全に分かれており、「それぞれ(2輪と4輪は)別会社」というイメージすらありますね。
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