| BMWは今後、自社内カスタム部門を強化? |
BMWのカスタム部門、「インディビデュアル(Individual)」がM5向けのスペシャルカラーを公開。
現在M5に標準で用意されるカラーはブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、グレー(3色)。
いずれも地味といえば地味な色ですが、今回インディビデュアルでは「パープル・シルク」「ジャバ・グリーン」「ロングビーチブルー」「シャンパーニュ・クォーツ」に塗られたM5を公開。
インディビデュアルではカタログ外カスタムが可能
なお、現在ハイパフォーマンスカーについては「パフォーマンスだけ」で満足できる人は少なく、「いかに他と差別化できるか」「いかに自分仕様にできるか」というカスタム需要が非常に旺盛。
これにいち早く目をつけたのはマクラーレンで、そのカスタマイズプログラム「MSO」は大きな収益の柱に。
そして他メーカーも以前から持っていたカスタム部門を続々とリニューアルし、フェラーリの「テーラーメード」、ランボルギーニ「アド・ペルソナム」、アストンマーティン「Q」、ポルシェ「エクスクルーシブ・マヌファクトゥア」などが続々リブート。
最近盛んな「自分仕様」。高級車メーカー各社のカスタムプログラムを見てみよう
BMWがそのカスタム部門のプロモ動画を公開。なぜ今までカスタムに積極的でなかったのか?
本当に出てきた。フェラーリ458にV12エンジンを搭載した「フェラーリ公式カスタム」車両
ランボルギーニがアドペルソナムによる中東の金持ちっぽいウラカンとアヴェンタドールを公開
ポルシェがその純正カスタム「エクスクルーシブ」のPVを公開。「顧客のインスピレーションは我々のパッション」
マクラーレンP1購入者の90%、全体でも26%のオーナーがMSOでカスタム
ジャーマンスリーももともとメルセデス・ベンツ「デジーノ」、アウディ「エクスクルーシブ」、BMW「インディビデュアル」を持っていたものの、これらについてはあまり押し出しておらず、おそらくはエキゾチックカーとは異なり、「一台あたりの利益を大きくするよりは、台数を一台でも多く売りたい」ため。
カスタムを引き受けるとセールスの時間が底に持って行かれること、納車までに時間がかかることなどがジャーマンスリー(にとって「問題」なのだと思われますが、最近になりBMWはインディビデュアルを押し出しており、ここでメルセデス・ベンツと差をつけるつもりなのかもしれません。
なお、BMWアブダビがいつも公開しているカラフルなBMWたちは、この「インディビデュアル」による純正カスタムですね。